明治維新から終戦までの日本のあゆみ
主として中学生を対象に、歴史を学ぶ面白さ・大切さを感じてもらえる全7巻の日本史通史。学校教科書に準拠しつつ、ネット世代の情報感覚をも取り入れた、読みやすく入りやすい叙述と構成を心がける。
第6巻では、明治時代からアジア太平洋戦争が終了した1945年までを中心にえがきます。この時代は、長く続いた平和な世が終わり、日本が国際社会の荒波にいやおうなしにまき込まれ、やがて戦争へ突き進んでいった時代です。 ペリーが来航し泰平の夢からさまされた日本は、東アジアに触手をのばしはじめた欧米諸国の帝国主義に対するために、自分自身も帝国主義に基づいた国作りを選択します。それは朝鮮半島、中国大陸などへの侵略という形であらわれました。日清・日露と大きな対外戦争に勝利をおさめた日本は、満州事変を起こし中国大陸へ本格的に乗り出していきます。しかし、それは諸外国の反発をまねき、国際連盟からの脱退など、国際社会からの孤立のはじまりでした。そして、日本はついにアジア太平洋戦争に突入していきます。 日本がどのようにして近代社会を作り上げていったのか。また、どうして戦争への道を進んでいってしまったのか、探っていきます。
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