今日は雨で、休み時間は外で遊べません。主人公のおっくんは、つまらないなぁと
呟きながら、けしごむを机に転がしながら遊んでいると、けしごむは何度かぴょん
ぴょんとはねて床に落ちました。あわてて拾おうとして、机の下にもぐりこむと、
そこは森の入り口になっていて、おっくんのけしごむはうさぎに姿をかえて、
逃げ回っています.... という話でした。
この本は東君平さんが“入学の不安と期待に、胸をおどらせている新一年生をはげま
し、元気付ける”為に描いた『がんばれ おっくん1ねんせい』シリーズ全5冊の
1冊です。(“ ”内はカバー紹介文からの抜粋)
休み時間ということは、ほんの15分から20分くらいの間に起きた話の設定ですが、
いきなり机の下にもぐったところから始まる異次元がとても楽しかったです。
そして、何気にけしごむを大切に使わなければいけないことも説いてくれている
ところも実によいです。1年生にはとても、親しみの湧く話だと思います。
本文は28頁くらいで、字が大変大きく、見開きに必ず絵があるので、本当に1年生
向きです。ただ、わざわざ、1年生を思ってのことだと思うのですが、本文中に一貫
して、主人公の名前が主語の時、「は」や「が」が省略されているのが紛らわしい
かな?と思いました。
とてもお薦めです。特に本当に1年生にお薦めです。是非、読んでみてください。 (汐見台3丁目さん 40代・ママ 男の子6歳)
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