コウノトリが次に訪れるのは、あなたが住むところかもしれない。
1965年に始まった人工飼育から46年、豊岡市でおこなわれてきたコウノトリの野生復帰の取り組みは、コウノトリの飛来地拡大とともに、広く知られるようになりました。
豊岡から飛び立ち、コウノトリが新たに舞い降りた地域では、豊岡と同じようにコウノトリと共生するための試みが始まっています。
この本は、豊岡の取り組みだけでなく、生息地の全国への広がり、ロシア、韓国、中国などとの国際交流による取り組みまでを、コウノトリを取り巻く人間ドラマとして描いた、ノンフィクションです。
日本中で身近にいた巨鳥コウノトリの魅力や、復活・生息地拡大への課題を、さまざまな人の活動を通してていねいに紹介しながら、野生生物と人間が共生できる環境について考えるきっかけを提供します。
|