舞台はおばけやしき。おばけやしきの窓に映るのは、不気味なあやしい影。 一体どんなやつらがいるのでしょう? 窓のような形になっているしかけを上に、下にスライドして開けてみると、その正体が! その他にも、同じしかけでなぞなぞになっていたり、数をかぞえたり。窓を開けると答えがわかります。丈夫なボードブックになっているので、小さな子でも壊さずに安心して遊べます。シンプルだけど、何度でも繰り返し開けたり閉じたりしたくなる“まどあきしかけ”というのが、新鮮で魅力的。 ところで、「おばけやしき」と聞くと、何だか怖いような気がするのですが、しかけ絵本と「おばけ」って相性がぴったりだと思いませんか?子どもたちには抜群に人気。何が隠れているのか覗く楽しみと、驚かされるかもしれないドキドキ感、というのが共通しているのかもしれませんね。 とは言っても、この絵本に登場するおばけはみんな愛嬌があるので、全然怖くはありませんよ。・・・窓の向こうの「ぶきみなやつら」が怖くないかどうかは保障しませんが、ね(笑)。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
おばけやしき。まどにうつるあやしいかげ。どんなぶきみなやつらがいるのか? 丈夫なボードブックのまどあきしかけえほんです。
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