六千メートルをこえる深海は、わずか指のつめ一枚の広さに小さな自動車一台分もの重さの水圧がかかる世界。
そこに行くために立ちはだかるさまざまな困難を解決し、完成したのが「しんかい6500」だ。すでに千二百回以上も安全に深海に潜っている、日本がほこる世界一の潜水船なのだ。
生まれたばかりの海底、鉄のうろこをまとう貝、生命が地球に誕生したヒント、地震でできた海底の裂け目、火山ができるしくみ……、宇宙と同じくらいに満ちあふれた深海の“なぞ”のうち、「しんかい6500」が明らかにしてきた、その一部を紹介しよう。
日本が誇る世界一の潜水船「しんかい6500」。生命が地球に誕生したヒント、火山ができるしくみなど、宇宙と同じくらいに満ち溢れる深海の謎のうち、「しんかい6500」が明らかにしてきたその一部を紹介する。
作者が娘の通う学校で潜水船の関係者にお互いにPTAとして出会って、このお話が誕生したそうです
生命が地球に誕生したヒントや、火山ができるしくみなど、宇宙と同じくらいに深海には謎があります。日本が誇る世界一の潜水船「しんかい6500」が明らかにしてきたその一部を紹介するドキュメント物語
宇宙に比べると海は身近であるようで、人間がたどり着けない謎がたくさんあります
その謎に挑むための潜水船の世界の歴史、日本においては「しんかい2000」を悪戦苦闘の末、当時の最高の技術で作り上げる工程など、あまり知られていない事実に、驚きと感動があります
地球の歴史を調べるために6500mも「海溝」に潜り調査をするあたりは、今回の大震災の爪あともはっきりと残されている事実を知りました
海溝と地震の関係など今の話題にそったお話なので、読み始めると一気に読んでしまいます
小学校高学年からお勧めです (風の秋桜さん 40代・その他の方 )
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