カメくんが朝起きてくると、なんだかへんな格好になっている! スリッパをペタペタ、おじいちゃんの黒い背広を頭からかぶって、ひきずりながら歩いてくる。 「ぼく、ペンギンになったんだよ。」 どうやら、昨晩お父さんに読んでもらったペンギンの本に影響をされて、カメくんはペンギンになった夢を見たのだそう。 とても楽しかったら、そのままペンギンの格好して幼稚園へ行ったってわけ。 自由で独創的なカメくんなのです。 幼稚園では、そんなカメくんにまわりの友だちも興味津々。カメくんがペンギンになる楽しさをあんまり上手に話すから、みんなもペンギンの本を真似をして、たまごのかわりにボールを足に乗せて温めたり、ペンギンみたいに滑り台をおなかですべったり…。 なんだかとっても楽しそう!! そのままお昼寝の時間は、みんなで仲良くペンギンの夢…。
子どもってすごいな。こんなに簡単に、みんながあっという間にペンギンになれちゃう。 大事なのは、空想力と想像力? 作者バレリー・ゴルバチョフが描きだすのは、いつも子どもの自由で豊かな心の中。 今回も、とっても可愛らしい絵本が届きました。
今晩お父さんがカメくんに読んであげたのは、新しい絵本。 アフリカのジャングルに住むサルのお話だって。…ということは?
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
<子どもの空想力・想像力を刺激する、楽しいお話> お父さんにペンギンの本を読んでもらった夜、カメくんはペンギンになった夢を見ました。とても楽しい夢でした。「ずっとペンギンだったらよかったな」。カメくんは、ペンギンの本をカバンに入れ、ペンギンのかっこうをして幼稚園へ。ペンギンになったわけを友だちに話すと、みんなも「ペンギンになりたい!」だって。先生にペンギンの本を読んでもらったり、ペンギンのかっこうで滑り台を滑ったりして、一日中「ペンギンになること」を楽しみます。
寝る前にかめはパパに絵本をよんでもらいます。
ある日ペンギンの絵本でした。
そして夢でカメくんはペンギンになりきります。
そして次の日もペンギンで出かけていきます
お友達まで巻き込んでペンギンペンギンです。
でもその日の夜、パパはサルの本を・・・・
絵本を読んであげることではじまるすてきな空想の世界です。
そうだ!我が家も読んであげよっと思いました (らずもねさん 30代・ママ 男の子7歳、男の子5歳)
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