荒れはてた祖国に平和を! 正義の男が戦いに立ちあがる 「三人で力と心を一つにして、国のためにつくそう!」劉備、関羽、張飛の誓いが、悪政から民衆を救う。 冒険、正義、愛情、涙と笑い――世界の名作にドキドキ、ワクワク
日本人は『三国志』というと、即座に中国の長編歴史小説を思い浮かべるが、『三国志』というのは中国の歴史の本で、それを下敷きにした小説が『三国志演義』である。本書はその小説の要約である。ともあれ三国時代は人々が毎日いやおうなしに生死の関頭に立たされた乱世であり、日常の発言ひとつにも神経を遣わなければならないような時代だった。その厳しい時代に生きた人々の姿を生き生きと描き出した『三国志演義』は、中国民衆のあいだで単なる娯楽読み物としてだけではなく、生きにくい社会を生き抜くための処世術の教科書として、また時には一揆の時の戦略戦術の教科書としても活用されてきた。
三国志を初めて読んだのは小学生時代ですが、毎年のように何十年も三国志は繰り返し読んでいます。三国志を参考にした三国志演義、水滸伝、西遊記、金瓶梅など四大奇書と呼ばれるものがありますが、特に三国志演義はとても面白くて大好きです。最近、この本を読んで、あらためて感動しました。これはとても面白い、まさに人生の教科書だと思います。関羽、張飛、諸葛亮など様々な登場人物を通して生きていくうえで困難な問題にぶつかった時にどうしたからいいのかを教えてくれると思います。素晴らしいの一言に尽きます。 (水口栄一さん 60代・その他の方 )
|