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遠足で山にやってきたマサくんたち。先生の「とまれ」の声に、みんなは立ち止まりました。 ところが、「とまれ」の声は山々の間で反響し、こだまになって消えません。 その声を聞いたトラックがとまり、空を飛んでいた鳥が木にとまり、 食べ物を探していたアリたちは家に帰らずよその家にとまり…。みんなが声に従って「とまり」はじめたのです。
この本はことばはともだちというシリーズになっているようです。宮下先生のだいぼうけんシリーズと同様に言葉遊びをベースにしたおはなしで、とまれという言葉を聞いていろいろな動作を止める人間や動物、とまれと聞いて泊まらなければいけないと思ったありさんたちのようすがユニークにかかれています。と、ま、れ、の文字たちのやりとりもあったりと、言葉を擬人化した面白いお話でした。
(ねこよんよんさん 40代・ママ 男の子7歳、女の子1歳)
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