19世紀イギリス、父親が船の事故にあい、身よりを失ったレナは、祖父がその父にあてた遺言を見つけ、一人でひいおじいさんかもしれない人の屋敷を訪れます。しかしそこは、吸血鬼の館だと噂されていて──。ジプシーと呼ばれていた祖母と愛し合い、身分の違いから反対されて駆け落ちした祖父のことや、吸血鬼の館と呼ばれる理由を知り、レナは少しずつ想いを深めていきます。父の死を受け入れ、自らの生きる道を見つける少女の物語
孤児となったレナは伯父に引き取られますが、いじめられれ、使用人同様(よりもひどいかも)の扱いを受け、あげくに人買いに売り飛ばされそうになります。
ひょんなことから実は上流階級の家の娘だと分かるのですが、その家が吸血鬼の館だと言うのですからびっくりです。
見た目や先入観で中身を見ようともしないでレッテルをはられてしまうのはつらいと改めて思うお話でした。
逆に外見や地位が高くあの人は信頼できると思われていても実は腹黒い人もいますよね。 (みちんさんさん 30代・ママ 女の子3歳、女の子1歳)
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