「ちっちゃなちっちゃなものがたり」 みんなの声

ピンクの表紙・タイトルの「ちっちゃな　ちっちゃな」ということで、かわいいお話を想像したのですが・・・
かなり怖かったですよー。
絵だけみれば、とってもかわいいのですが、お話はホラー？のような雰囲気です。

こういった雰囲気の絵本は初めてでした。

　イギリスの昔話、なんだかかわいらしいイラストのピンクの本、本のサイズもちっちゃくてかわいい、題名もかわいらしい。
　お話を読み進めると、突然意外な展開が…
「なんで骨を拾って持って帰るの〜。え〜。」
さらには、骨がしゃべり始めて、
「ちょっとこわくなってきた。」
と娘。最後、おばあさんの叫び声にどきりとして終わりました。
　思いがけず夏にぴったり？？の絵本で面白かったです。

ピンク色の表紙の絵はかわいらしく、パラリの中をめくってみたら
「ちっちゃなちっちゃなうちに住む、ちっちゃなちっちゃなおばさん・・・」
で始まる文章もかわいらしい。
娘たちが好きそう、と図書館で借りてみました。

家に帰って娘に読み始めてびっくり。
拾った骨を持ち帰る、という流れになって話は不気味な方向へ・・・

3歳の娘はなんだか意味が分からないようでしたが、
8歳の娘は「何、この本、怖い！！」とはしゃいでいました。
イギリスの昔話ということですが、なんとも不思議な絵本ですね。

不気味だったので評価を下げようかと思いましたが、
たまにはこんな予想外の絵本も面白いかなと思い、おすすめに
してしまいます。

子供のころ、通っていた文庫で真っ暗な中でこのお話を聞いた（ろうそくは一本ともしてあったけれど）。
呼んで聞かせてくれるおばさんの顔を食い入るように見つめ、話に引き込まれた。おはなしの最後のひと声にこちらは「ぎゃっ！」
今はこどもを「びくり」とさせて楽しんでいます。