数年前にテレビでもドラマ化されていましたし、実際にはなちゃんのお母さんも生前にテレビでも出ておられるのも拝見していました。
実話の絵本です。現在のハナちゃんも先日テレビで拝見しましたが、更にお味噌汁づくりにも家事も上達していて、パパの奥さんのようでした。
とても素敵な娘さんに成長されていて更に感動しました。
そのはなちゃんが作るお味噌汁は、主婦の私が作るみそ汁とは大違いです。一から丁寧に丁寧に出汁をとった最高の逸品です。
はなちゃんのお味噌汁を飲んだらパパが笑ってくれると書いているところがありますが、本当に美味しいのでしょう。
お母さんは残された時間を、自分で理解し、いのちある限り娘に教えてやれる最大のことを一生懸命教えました。
毎朝毎朝、お母さんははなちゃんを見守って、怒らないけれど絶対に手伝わず黙ってみていたという描写に母の想いが込められていると思いました。
天国のママ、はなちゃんがこんなに立派に頑張って生きている姿を誇らしく思っている事でしょう。
弱いパパの姿も子ども目線で見ていたことも書かれていて、辛い辛い経験をパパと二人三脚で乗り越えてきたことがよくわかりました。
パパを元気にしたくてお味噌汁を作ってあげたよ
だってね、お味噌汁を食べるとパパがわらってくれるんだもん
最後のページの言葉にはなちゃんから元気と勇気をもらいました。