久々に、声をあげて絵本を開けてしまいました。
こんな絵本、見たことない!
第一印象はそんな感じです。
表紙の絵もどこか不思議で、レトロで、早くページをめくりたくなるような衝動にかられます。
タイトルもちょっと奇想天外!
絵が昭和初期というか、何とも古めかしさがあり味があります。それでいて、どこか未来的で空想の世界が混じっていて、NASAをもじったNASUという宇宙センターや、空飛ぶタクシーやら、面白いモノレールなど・・読んでいると味わったことのない不思議な感覚に包まれました。
たかしくんの家からしょうてんがいくんのところまでの地図を見ているだけで数分は楽しめそう。細かな描写が素敵で、この作者の発想が豊かなのだろうなーと伝わってきます。
しょうてんがいくんの外もすごいですが、内部のページも圧巻。
これだけ描くのは時間がかかっただろうなと思うと同時に、作者が楽しんで書いたのも伝わってきました。
所々に遊び心満載で、迷路やあみだや間違い探しなどもあり、子どもも大人も楽しめます。
10歳の子どもにも面白いから読んでごらんと勧めてみましたら、すっかりと虜になっていました。
お気に入りは最後の結末です。
絵本って・・ほんとに決まりがないから、自由な展開が出来て、面白いです。最後の結末は最高に面白かったです。