何の考えもなく
表紙の海に光が当たっている絵を見て
お借りしました
これが、大きな間違いでした
屋根の上?でその海を見ている少年
ページをめくり
カバーのところに
前略
祖父から父へ、父からむすこへ
ひきつがれていく時間
少年とうみと家族の物語
とのこと
で、ページをめくると
とうさんは いった。
「たんこうで はたらいた ひとたちの おかげで、
いまの わたしたちが ある」
ー ジョアン・シュウォーツ
とうさんと むすこへ ー シドニー・スミス
上記は、作者と絵を担当した方
炭鉱?
どうして、海???
と、「?」がいっぱいに
炭坑?探鉱?
海の下に掘ったトンネル とのこと
淡々と ぼく の生活と
たんこうではたらくおとうさんの仕事場の様子と
そして、いろいろな表情を見せる海
この「淡々」さが
胸をギュッとしめつけます
おじいちゃんのお墓の場面
絵と文章が、印象的です
特別に楽しいことやイベントがあるわけではなく
大変な仕事の後での家族団らんの様子に
ホッとしながらも
でも、「ぼく」は、祖父、父と同じ道を歩むのを
誇らしくも
でも、疑問に思うことなく
その人生をつないでいくんだろうか・・・
と、考えさせられました
光とー影
コントラストが印象深いから
尚更なのかもしれません
1950年代・・・実際にあったんですよね
対象年齢も、考えてしまいます
まずは、大人たちへ薦めてみます