ベルのともだち」 みんなの声

ベルのともだち 作:サラ・スチュワート
絵:デイビッド・スモール
訳:福本友美子
出版社:アスラン書房
税込価格:\1,760
発行日:2006年09月
ISBN:9784900656451
評価スコア 4.33
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  • おとなになったらわかる情!

    娘(4歳)には、単調なだけの絵本とうつったかもしれません。いそがしい両親にかわって、毎日をベルと一緒に過ごす住み込みお手伝いさんのビー。月曜日はこうして、火曜日は何してと、ルーティーンワークをこなした後に、家の階段を降りて、下に広がる海岸へ。特別なことはなく、ただただ一緒に過ごすだけの毎日・・・ゆっくりゆっくり時が流れる淡い淡い穏やかな思い出の中・・・ベルがひとりで海に入り、おぼれそうになったのを必死になって助けてもらった時のことが鮮やかに甦る・・・そして最後のページのひと言にベルとビーの結びつきを思ってぐっときます。

    子供は見守ってくれる人が必要な存在。
    守られていたことに気づくのは充分におおきくなってからのこと。
    娘には、この気持ちに共感できるようになってからまた読んでほしいです。

    投稿日:2016/01/05

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  • 忘れ得ぬ人

    とても美しく切ない思い出の風景です。最後の成長したベルのシーンと、ペンダントに納められた写真を見たらじーんとしてきました。
    両親が忙しくて不在勝ちのために、一人家に残されたベルの孤独感。
    住み込みの家政婦のビーとの生活で、ベルはわがまま放題の甘えっぷりです。
    二人だけの海の光景にとても繊細な気持ちを感じました。
    一人で海に出て溺れそうになったベルを助け上げたビーの気持ちと、助けられたベルの気持ちが、言葉以上に描かれていて、とても大切な人だった事を伝えていました。

    投稿日:2015/11/04

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  • ベルは幸せだなあ

    • イザリウオさん
    • 40代
    • ママ
    • 群馬県
    • 男の子10歳、男の子8歳

    最後のページに、このお話に出てきたサラとビーらしき写真があります。

    これってもしかして実話で、サラがビーに感謝の気持ちを込めて絵本にしたのかな?と思ってしまいました。

    サラのお父さんとお母さんは忙しい人で、サラの面倒をみてくれません。

    サラの面倒はビーがみてくれるのですが、ビーの大きな愛に包まれて、サラは毎日とっても楽しそう。

    私がサラだったとしても、両親の留守は寂しいけれど、ビーがいれば全然平気!むしろビーと居たいくらい!

    もし実話だったら、ビーにとっては最高のプレゼントですね。

    投稿日:2010/11/12

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  •  美しい絵が、ストーリーを語るシーンの多い作品です。

     大きな海辺のお屋敷に、家政婦さんと二人過ごす少女ベル。
     両親は家をあけがちで、そばにはいつも家政婦さんのビーがいてくれた。
     
     一週間は、曜日毎に決まった仕事を二人で楽しくした後、海辺へ出かけます。
     海辺での様子は、文がなくとも二人の素敵な時間が、伝わってきます。

     それにしても、親が多忙のあまり家政婦さんと二人っきりの生活というのも、読んでいて胸が苦しくなります。
     ビーとの毎日の家事の時間に覗かせる、ベルの屈託がなくあどけない表情には、明るさとある意味心の安定のようなものがうかがえますが、底知れぬ親への思慕もあるようにも感じられました。

     終盤に起きる事故に、心臓を掴まれるような驚きを覚えましたが、そのあとのビーの精神的疲弊ぶりに涙が出ました。

     ビーの部屋に飾られたジャーマンアイリスを素敵だと思いましたら、ラストで、ライターとなったベルの部屋にも飾られていて感動しました。
     そして、彼女の胸にかけられたペンダントの写真が、見返し(後)にあり、スチュワートさんの自伝であることにも気づきました。
     献辞の文が、胸に響きました。
     書かずにはいられなかった作品なのでしょう。

    投稿日:2010/05/19

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  • ベルとビーの絆

    • ポポロさん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 男の子7歳

    お父さんもお母さんもいつも出かけてしまうベルに
    とってビーは大事なともだち。
    ビーは住み込みのお手伝いさん。
    なんでもやりたがるベルにはうるさいことを言わない。
    ベルが海でおぼれかけたとき、ビーは必死に駆けつけて救い出し、
    顔を両手で覆って泣いていた。ビーがいたから今の私がある・・。
    ビーのベルを見守る温かい眼差しと心からの愛情。
    血のつながりはないけれど強い絆で結ばれていた2人に胸が熱くなりました。
    〜 だれからもふりむいてもらえない子どもたちに目をかけ、
    その人生を救ってくれた世界じゅうの人びとに  
    とりわけ、オラ・ビートリス・スミスに〜 と裏表紙にあります。
    実在した人物なのですね。ますますジーンときました。

    投稿日:2006/10/22

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