新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

ぼくがゆびをぱちんとならして、きみがおとなになるまえの詩集」 みんなの声

ぼくがゆびをぱちんとならして、きみがおとなになるまえの詩集 著:斉藤 倫
絵:高野 文子
出版社:福音館書店
税込価格:\1,320
発行日:2019年04月12日
ISBN:9784834084573
評価スコア 4.25
評価ランキング 21,925
みんなの声 総数 3
  • この絵本のレビューを書く

立場で選ぶ

並び替え

3件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ
  • 詩を読むって難しい?
     物語のように長くないから難しくないかな。
     でも、どんな詩だって聞かれても、物語のようにうまく話せないから、読めているっていうのかな。
     それに、例えばこの本のように「詩集」なんて言葉がタイトルになっているけど、どうみてもこれは「詩集」じゃない。
     でも、この長いタイトル、どこで切れるのかわからないけど、ちょっとかっこいいと思わないかい。

     この本の奥付き、ほら本のおしまいにある発行の日や発行した出版社の名前とか出ているページがあるだろ、に英語表記のタイトルが出てて、そこには「Good KidGood Poems」とある。
     その方がわかりやすいけど、日本語の長いタイトルの方がやっぱり好きかな。

     この本は小学生の男の子が亡くなったお父さんの友だちだったおじさんを訪ねて、詩とかの話をすることで、詩の世界がわかるようにできている。
     詩の世界っていっても、ひとつの詩をどんなふうに読むかは自由だし、そもそも正しい読み方はないかもしれない。
     この本でも、これが正しい詩の読み方なんて書いてない。
     でも、こんな文章があったりする。
     「ひとは、ことばをつくって、こころを、あらわそうとした。それでも、あらわせないものが、詩になった」
     だったら、詩って存在するの?

     もし、子どもたちがこの本を読んで、詩が書けたらいいけれど、書けなくても、詩って何だろうとちょっと考えてみるだけで、この世界の見え方は少し違ってくるかもしれない。

    投稿日:2021/10/17

    参考になりました
    感謝
    1
  • どんな詩を読もうかな

    長いタイトルに、不思議なシチュエーション。
    詩集といいながら、物語?
    あちこちの書評で取り上げられていて気になっていました。
    表紙の絵も意味深です。
    ランドセルの少年がどこかの家に上がり込んでいるようですね。
    物語は唐突に始まります。
    ぼくの家に上がり込んだきみ。
    会話のやり取りから、おじさんと近所の小学生の会話のよう。
    カップ麺や焼きそば、枝豆などを食べようとした時にやってくるタイミング自体、
    なんだかおもしろいシチュエーション。
    会話の中から、二人は、家の中の本の詩を読んでいくのです。
    そのラインナップは千差万別。
    その中で、詩とは何か、ということがなんとなく感じられる構成なのです。
    そしてそれ以上に、だんだんとほどけていく、ぼくときみの関係性。
    二人を繋ぐ詩の立ち位置が明らかになります。
    不思議な読後感です。
    小学校中学年くらいから大人まで、言葉考としても。

    投稿日:2020/03/03

    参考になりました
    感謝
    0
  • 詩を鑑賞する頭

    バラエティに富んだ詩を材料にして、詩を鑑賞することを子どもに伝えようとする、ユニークな物語です。
    鑑賞の仕方の自由さにほっとしながらも、正解不正解のない思考の海を漂っているような気持ちになりました。
    かなり高度なお話にも思えるのですが、心地よく読み終えました。

    投稿日:2019/05/29

    参考になりました
    感謝
    0

3件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

この作品にレビューを投稿された方は、こんな作品にも投稿しています

はらぺこあおむし / しろくまちゃんのほっとけーき / おつきさまこんばんは / きんぎょがにげた / いないいないばあ / もこ もこもこ

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



編集長・磯崎が新作絵本を推薦!【NEXTプラチナブック】

みんなの声(3人)

絵本の評価(4.25)


全ページためしよみ
年齢別絵本セット