「とんかちこぞうとねこざかな」 みんなの声

水族館でも人気のシュモクザメとチンアナゴが登場します。
シュモクザメは、次から次へと海の仲間を叩いて回ります。チンアナゴたちもポンポコポンポコとまるでゲームのように叩かれてしまいます。こんなゲームあったら楽しそうだなと思わず思ってしまいましたが。。
そんなチンアナゴに混じって、ねこざかなが砂の中から飛び出す姿が、ポップアップになっていて子どもも大喜びです。
毎回楽しいねこざかなシリーズですが、シュモクザメやチンアナゴ、ポップアップと子どもウケ間違いなしです！

タイトルのとんかちこぞうは、人ではなく、顔の形がトンカチのようになった鮫のことでした。
しかも、小魚の中に猫が入って、ねこざかなになる…、う〜ん、なかなか難しい設定だと思いました。

とんかちこぞうは意地悪で、むやみやたらに周りの魚やタコを攻撃していきます。
あ〜、自分が子供の頃にもこういう子いたなぁと思い出したりしましたが、とんかちこぞうをこらしめる方法が、ねこざかなから猫が飛び出して舐めるというところが、お話としての工夫に物足りなさを感じてしまいました。
なので、星は３つにします。

みんなのことを叩いて回る、「困ったやつ」のシュモクザメ。
そいつに対抗するには、どうしたらいい！？
ねこざかなが、みんなと一緒に戦います。

クラスに一人は、こういう困ったやつ、または「ちょーしこいたやつ」、いますよね。
やられっぱなしなんて、嫌！と、ちゃんと撃退するのですが、全体がコミカルな雰囲気なので、楽しく読めます。

ねこざかなの歌がまた、とぼけていて良い感じ。