2歳10ヶ月の息子に読んでやりました。バスが好きなので読んでやりました。寝静まった真夜中(まるで歌のよう!)にうさぎのぬいぐるみが起きだして、バスの形の缶に乗り込んで家中をバスごっこするお話です。
色鉛筆で書かれたようなとてもソフトなタッチで、一緒に同乗するのがペンギンのぬいぐるみ。ふたりでバスの缶に乗り、うさぎがこいのぼりの棒を使ってバスを漕ぎ出すところはなんともほのぼのします。みんなでバスごっこをしだして、最後に行き着いたところは、オーナーのときおくんの部屋。一人で寝たはずのベッドが朝になるとおもちゃだらけ、という閉め。おもちゃにも心のよりどころにしているものがあるんだーと思える瞬間でした。
バスを運転するといっても、あまり男の子に特化した構成の本ではないので、女の子にも十分読んで楽しめる本です。むしろ、やさしい感じの本なので息子にはパンチがなかったかな?私は、おもちゃがみんなときおくんの部屋にいきたいという気持ちがちょっとうれしかったです。一人で寝られるようになっても、一緒に寝てほしいという子供の純粋な欲求を見たような気分で・・・。
バスが好きな子はもちろんですが、女の子にも読んであげたい本です。動物やおもちゃ、水槽もいて、怖いことはありません。ぜひ、おもちゃの気持ちになって読んであげてほしいです。