「恐竜トリケラトプスとティラノきょうだい」 みんなの声

4歳息子がもっとこの恐竜のシリーズ読みたい！！と言うので、図書館で拝借してきました。
今回はティラノサウルスが相手。ですが、トリケラトプスに直接闘いにきたわけではなく、マイアサウラを助けるために戦います。恐竜たち、生きていたら本当にこんな頭を使って狩りをしていたのかな？と思いを馳せてしまいます。

ママホーンとミニホーンが大活躍！

夜な夜なティラノサウルスの兄弟にウロウロされて困っているマイアサウラのお母さん。

ティラノサウルスはマイアサウラのお母さんが餌を取りに行けないようにして弱ってしまった後、襲い掛かろうとしているのです。

なんて賢いんだ！

マイアサウラのお母さんから相談されたママホーンはティラノサウルスの兄弟たちを懲らしめる作戦を立てます。

（まだ小さいティラノサウルスたちは一匹で行動するのではなく、数匹の群れになって狩りをしていたようです。この絵本からもその生態が自然とわかるようになっています。）

ミニホーンも大活躍。
ティラノサウルスのアジトを発見したり、ママホーンと一緒にティラノサウルスを倒そうと奮闘したり、

小さくても誰かを守ろうとするパワーがあれば大きな力がうまれるんですね！

ピンチでもきっと大丈夫！
みんなで力を合わせれば、ティラノサウルスだって追い払えるよ。

恐竜ブームの娘に図書館で借りてきたこちらのシリーズ。
先に読んだ本と違うと思ったら、こちらに登場するトリケラトプスは、ママホーンとミニホーン（ママホーンのむすめ）なのですね！
マイアサウラの親子も出てきて、子どもたちのため、一緒にたたかうママたちがとってもかっこいいです！
協力して、危機を脱した草食恐竜のトリケラトプスとマイアサウラですが、またいつ肉食恐竜に襲われることがあるのか。。。
生存競争の厳しさも垣間見れました。

ママホーンとミニホーンがティラノサウルスと戦うお話でした。
ティラノサウルスは肉食恐竜最強というイメージがあるので、「あれ、ママホーンたちが戦うの？」と驚いてしまいました。
けれども、やっぱり、ママホーンは機転もきくし強くて頼りになるお母さんであることが再確認できるストーリーでした。
楽しく読ませていただきました。

黒川みつひろさんのシリーズには珍しく、ママホーンの活躍が見られる絵本です！

タイトルの「ティラノ兄弟」の言葉から、すでにワクワクしてしまいますが、やはり、ティラノらしく少しずつ弱らせて食べようとする、肉食恐竜らしさが見られました。

そして、待ってました、マイアサウラ！今回はどうしてビッグホーンじゃないのかと思ったら、母親同士、助け合うストーリーだったんですね。

強くてかっこいいビッグホーンもいいけれど、大きな身体でティラノを押しつぶしちゃうママホーンも素敵です。

今回も軽快なストーリーでした。すっきりした気持ちになれます。