最初のページを開くと、
「あなたの すてきな ところはね」
この言葉が、目に入ります。
「あなたの すてきな ところはね
おひさま みたいな ぽかぽかの えがお」
見開きの右のページで、1歳になるかならないかの男の赤ちゃんが、笑っています。
「あなたの すてきな ところはね」
この言葉と共に赤ちゃんは成長し、最後のページでは、幼稚園の年長さんくらいになっています。
絵本の中の男の子は、悲しい顔をしません。
どのページでもあどけなくて幸せそうで、親の愛をしっかりと感じ取れていることが分かります。
「あなたの すてきな ところはね」
この言葉に続く文章そのままに育ててもらえたら、子どもたちは、どんな時でも幸せを見つけることができそうです。
お子さんに向けての絵本だとは思いますが、まずはご両親に、じっくり読んでもらいたい1冊です。