「うちゅうひゃっかてん」 みんなの声

表紙の絵はとても不思議な感じで、どんなお話なんだろう？とワクワクしました。宇宙百貨店はどんなお客様にも喜んでもらいたい！とおもてなしをしますが、全然楽しそうじゃない親子を見つけます。全力でおもてなしするも、笑顔をみることができず…けれど、最後はその理由がわかってすっきり！しました。

最近カスタマーハラスメントという言葉をよく聞きますが、宇宙百貨店の方たちはこんなにもお客様のことを考えてくれていました。
多様性の時代のおもてなしは、かなり大変だと思います。
ところで無重力ソフトクリームは映えそうですが、上手く食べられるのでしょうか？

星をまるまる改造した老舗の宇宙百貨店には、あちこちから様々な宇宙人が訪れます。
社長を始めとした百貨店の店員さんたちは、皆さんを喜ばせるべく奮闘するのです。

社長や店員さんたちの喜ばせたいという気持ちが、仏頂面のお客様への態度を通して伝わってきます。
さすが老舗の百貨店！
様々なお客さんが訪れる理由は、ここにあるのですね。

印象的な絵と分かりやすい文章で楽しむことのできる、素敵な絵本でした。

おもてなしが自慢の老舗の百貨店に、ちょっと変わった親子がやってくるお話でした。
この絵本については、ストーリー以上に「絵」が印象的でした。決して、かわいかったり、「素敵！」と言えない絵本でしたが、それでもなぜか魅かれるものがありました。見ごたえのある絵本だったと思います。

おもてなしをモットーとする宇宙百貨店。絵には圧倒されました。
宇宙の不思議な空間でしたが、ちょっとおどろおどろしいかもしれません。
楽しいときはやっぱり楽しい顔をして欲しいけれど、感情とは正反対の表情をするアベコベ人の理解は難しいですね。