ディズニープリンセス じぶんもまわりもしあわせにする おやくそくブック(Gakken)
SNSで話題!すてきな大人になるために大切にしたい「おやくそく」を紹介する絵本。
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エッツの作品だということで、特に下調べもなく読んでみたのですが、メキシコのクリスマスの風景にはまりこんだような気持ちになり、すばらしい絵本にめぐり会えたという気持ちになりました。 異国のクリスマスを感じ取れるお薦めの絵本です。 そして、主人公の女の子のセシの気持ちが本当によく描かれているのです。アヒルの気持ちになりたいとお風呂に水を入れて入ってみるところなど、なんだか娘もやりそうなことです。ちなみにその部分を読んでいるとき、娘は小さな声で「ガアガア」と口を尖らせながら言っていました。 ガビナという名をつけたお人形を大切に友達のように大事にしているのも素敵で、我が家にも友達のように接する温かいお人形を作って仲間入りさせてあげたくなりました。
投稿日:2006/08/10
とても素敵なクリスマスの絵本でしたが、子供向けというより少し大人向けに近い気もしました。ただ、外国のクリスマスの様子ってなかなか知ることができないのでついつい日本の感じと同じかなと思ってしまいがちですが、国によって色々なんですね。クリスマスシーズンに外国に行ってみたくなる、そんな絵本でした。
投稿日:2024/10/10
昨年、絵本・文学関連の博物館の子ども向け図書コーナーで見つけました。12月でしたから、クリスマス関連の絵本がディスプレイしてあったのです。その中で見たことがない表紙でしたので手に取りました。 エッツの作品で、40年以上前に出版されたものなのに、今まで存在を知らなかったのが不思議なくらい良い絵本でした。 世界各地でそれぞれの土地の宗教や民俗の影響を受けながら発展してきたクリスマスの祝祭。この本ではメキシコでの祝い方が詳細に綴られています。 同じコーナーにいて別々の本を読んでいた中学生の息子も、このクオリティ高そうな表紙に惹かれて寄ってきたので一緒に読みました。 メキシコで様々なお祝いに欠かせないピニャータはやっぱりクリスマスでも使われるのね、などと色々な発見をしました。(後から知りましたが、そもそもキリスト教布教の際にピニャータの起源があるようですね。)それから貧富の差が激しく、ちょっと古い感じがするのは、この絵本の舞台が1950年代であるからということも分かりました。 当時のメキシコの様子、独特のクリスマスのイベントが良く分かるだけでもこの本は素晴らしいのですが、主人公の少女の心の動きを丁寧に描いている点でも価値があります。主人公セシの「親友」、人形のガビナがいい仕事をしていますよ。 子どもたちが小さい頃、クリスマスプレゼントには必ずクリスマス関連の絵本が添えられていましたが、今年は久しぶりにこの本が届きそうです。
投稿日:2019/11/29
ちょっと長いけれど、洋書で読んで面白かったので、 子どもにも読んであげたくなり、図書館で借りて読みました。 メキシコの文化って、お手伝いさんや、鳥を売る人など、 日本ではあまりなじみがないのですが、 ピニャータを割る映像はテレビで見たことがあったので 少しイメージしやすかったです。 アヒルと同じように冷たいお風呂に入り、 アヒルの気持ちを想像したり、 ピニャータがお母さんがいないときに話しかけてきたり、 ピニャータが壊されるのが嫌で見ることができず、星と話せたり、 クリスマス文化だけでなく、 子どもの世界や感情も表現されていて とても面白かったです。
投稿日:2019/11/25
まるで外国のポスターのような、 目を奪われるイラストの数々! これだけでも、一見の価値があります。 ポサダを待つセシちゃんの、 ちょっとおしゃまな日常が可愛い! どのページも魅力的ですが、 “ピニャタ”と呼ばれるお人形が、 沢山描かれているページが特に好きです。 セシちゃんとピニャタたちが、 当たり前のように会話をしているところが素敵。 クリスマスを待ち遠しく想う気持ちは、 どこの国でも同じなのですね。 私も、いまから待ち遠しいです。
投稿日:2013/11/30
メキシコのクリスマスのお話かな?と試しよみをしてみました。 主人公の女の子がはじめてのポサダを待ち望む毎日が描かれています。少女の気持ちが本当によく描かれていました。 ただ寄り道のお話しもあり(そのお話も素敵ですが)、読み聞かせには小学校中学年向けでは?と思うくらい長いお話になっています。 親戚友人で集まって行うピニャータ割りは素敵な文化ですよね。 他国の文化を知るいい機会になります。
投稿日:2012/12/21
全ページ試し読みで拝見しました メキシコではクリスマスの前の9日間、毎晩どこかの家でポサダというパーティが開かれます メキシコの子供たちにとってポサダの一番の楽しみは、ピニャータ割り(す玉のように中にお菓子などを入れた紙製の入れ物を割る遊びメキシコにはこのような形のクリスマスの祝会が存在することを絵本で知りました これも宗教的な流れがあるようですね 日本では一般的にプレゼント交換や恋人たちのイベントになってますが・・・ 日本の子どもたちにはあまり馴染みがないイベントですが世界の文化を知るという意味では、必要なことかもしれません お話が長いので小学校低学年くらいからが良いかもしれません
投稿日:2012/05/05
「もりのなか」「またもりへ」「わたしとあそんで」は息子も好きなエッツさんの作品ということと、三歳からということで、今年のクリスマスにと思い、先ずは全ページ試し読みしてみました。正直三歳のクリスマスには早いと思いましたが・・・今回はエッツさんだけの絵本ではないようで、色彩がまた素敵で私が読んで気持ちの良い絵本でしたので、来年以降のクリスマス前に読ませてみようと思います。
投稿日:2012/04/07
1960年のコールデコット賞受賞作品。 一番の驚きは、この作品が共著とは言え、マリー・ホール・エッソの作品だと言うこと。 日本でエッソと言えば、「もりのなか」でつとに有名ですが、コールデコット賞の受賞履歴は、驚くべきものがあります。 下記は全てコールデコット賞オナー賞 1945年 もりのなか 1952年 ねずみのウーくん 1956年 わたしとあそんで 1957年 ベニーさんと動物家族 1966年 あるあさ、ぼくは そして、今回の「クリスマスまであと九日」で、コールデコット賞です。 物語の舞台は、メキシコ。 16世紀にスペインに征服される以前からインディオにより繁栄しており、その文化とスペインの文化とが混じりあい、独特の文化が生まれています。 今回は、1960年当時のクリスマスの風景を描いたものですが、およそ日本では想像だに出来ない光景が展開しています。 あまり馴染みのないメキシコの文化に触れることが出来たことは、この絵本の副産物であって、実に貴重な作品だと思います。 物語の主人公は、セシという女の子。 そのセシの視点を通して、メキシコのクリスマスの様子が描かれています。 キーになる言葉は、ポサダとピニャタ。 大人でも知らないこの2つの単語です。 まず、ポサダ。 全人口の殆どがカトリック教徒のメキシコで広く行われている行事で、クリスマス前の9日間、毎晩、違う家で行われ、子供達が楽しみにしているもの。セシは幼稚園に入ったので、初めて自分のポサダをしてもらえることになったという設定です。 次のピニャタ。 ポサダの日、その家の子どもが吊るすのがピニャタ。 ピニャタというのは、中に粘土のつぼの入っている紙の張子の人形のことで、それを割るのがイベントなのです。 全く想像の出来ない風習なのですが、それを詳細に描いています。 その様子を、セシという女の子の視点で描いているところが、一番の見所で、初めてのポサダを迎える少女の期待と不安、喜びや悲しみが忠実に表現されています。 今まで行くことを許されなかったマーケットに、ピニャタを買うため初めて行けることの喜びのシーンは、誰もが経験したワクワク感が一杯のもの。 誰しもが共感出切るものだと思います。 また、ピニャタが割られるシーンの切なさ。 これも、感情移入すること間違いなしのシーンなのですが、そこをとても上手く纏めているところは、エッツならではと言えるものでしょう。 クリスマスというイベントを終え、大きく成長を見せる姿に、大人も惹き込まれてしまうはず。 それを、エッソならではの色づかいの絵で、表現しています。 最初は、暗めの絵調と思えていたのですが、異国情緒溢れる印象を醸し出すには、この手法が適しているような気がしています。 流石に文章は長いので、読み聞かせでなく自らが読む作品です。 小学生中学年以上の、特に女の子にオススメしますが、大人が読んでも充分に楽しめる作品です。 コールデコット賞は伊達ではないことが分かる、秀作だと思います。
投稿日:2012/02/24
この本を読む前に、偶然、 『クリスマスのつぼ』という、 こちらもメキシコのクリスマスのお話を読んで、 「ポサダ」のことも、 「ピニャタ」のことも、 知っていたので、 すんなりとおはなしに入っていくことができました。 「ガビナ」という人形をいつも連れている幼稚園に通うセシちゃんの クリスマスでの出来事。 期待や不安、悲しみや喜び、 いろんな気持ちを乗り越えて、 成長するセシちゃんの姿が、とても愛らしく、 応援したくなります。 同じ作者「エッツ」の『わたしとあそんで』とともに、 女の子をもつお母さんにぜひオススメしたいです。
投稿日:2011/12/07
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