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セミ神さまのお告げ」 みんなの声

セミ神さまのお告げ 作・絵:宇梶静江
出版社:福音館書店
税込価格:\1,430
発行日:2008年03月
ISBN:9784834023251
評価スコア 4.25
評価ランキング 21,600
みんなの声 総数 11
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  • 60歳から・・・!

    • ちうやかなさん
    • 40代
    • ママ
    • 北海道
    • 男の子13歳、男の子10歳

    俳優の宇梶剛士さんのお母さんの作品です。
    「古布絵(こふえ)」という、布にアイヌ刺繍などをほどこした
    独特の手法で描かれています。
    素朴でとてもあたたかみがあります。
    表紙のセミが成虫になった姿は特に見事。
    宇梶さんは60歳を過ぎてから制作に時間をさけるようになり、
    この手法を編み出してから、自身がアイヌである喜びを実感でき、
    心が解放されていったそうです。
    昔話の内容は壮大でロマンがあります。
    自然の力の神々しさを感じさせるお話です。
    息子もじっと聞いてくれました。

    投稿日:2008/06/18

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  • 繊細な刺繍画

    表紙の繊細な蝉の刺繍画に魅せられて図書館から借りてきました。アイヌの民話で、六代の人の世を生きてきたおばあさんの予言で、海津波と山津波が一つになり、大津波となってやってくると歌を歌って伝えたのですが、耳を傾けた上の台地のリペシカ・コタンの人々は助かったのですが、下の台地のランペリカ・コタンの人々とあばあさんは押し流されてしまいました。海の神さまの怒りにふれたおばあさんは六つの地獄を通り抜けて地上に出るとセミ神さまに生まれ変わったのです。どのページも刺繍画が素晴らしかったです。

    投稿日:2018/12/17

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  • 津波の予言とセミ

    • レイラさん
    • 50代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子22歳、男の子20歳

    繊細な刺繍に惹かれました。
    古布と刺繍で描かれた、アイヌの昔話だそうです。
    アイヌ出身の作者だけに伝わるものがあります。
    北の海辺の二つの村での出来事です。
    下の台地ランペシカ・コタンに住むおばあさんが津波の予言をするのですね。
    六代の人の世を生きてきたおばあさんが歌う予言歌。
    そして、現実のものとなってしまった大津波。
    当のおばあさんは祈りますが、津波に飲み込まれ、やっとのことでセミ神様に生まれ変わるのです。
    天変地異をくぐり抜けてきた人々の思いを感じます。
    セミの姿に、アイヌの人々の祈りが投影されているように感じました。
    巻末に添えられた、作者のアイヌ生活もぜひ、知ってほしいです。
    小学校高学年くらいからでしょうか。

    投稿日:2016/07/28

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  • アイヌの昔話

    このお話は、アイヌ民族の昔話だそうです。昔長く生きたおばあさんが大津波で海に沈んでしまう時に神様の怒りに触れて地獄に落とされたのですが、穴をつたって地上に出てくるときにセミの神様となって生まれ変わるというお話でした。絵は毛糸で描かれていて独特な感じでした。津波とかうちの子にも想像しやすい恐怖がこの絵本にのめり込ませていました。

    投稿日:2016/01/19

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  • 津波の恐ろしさ。

    • 多夢さん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 女の子12歳、

    セミの刺繍画の美しさに、思わず手にとって見入ってしまいました。

    おはなしは、アイヌの昔話の再話。
    古布に、アイヌの刺繍を施した絵本です。

    六代の人の世を生きてきたおばあさんがいました。
    ウバユリの花の咲く頃、津波の危険を告げる歌をうたいます。
    その予言どおり、津波がやってきて、
    お告げを信じた上の村人は、津波から生き延びますが、
    信じなかった下の村人は、海津波と山津波が大津波になって、
    飲み込まれてしまいます。

    おばあさんは、海の主の怒りをかって、六つ地獄におとされますが、
    セミ神さまとなって生まれ変わるのです。

    セミは、六年間幼虫のまま地中で過すといいます。
    「6」という数字が、キーになっているように思います。

    この絵本を読んで、あの東日本大震災を思い出しました。
    津波は、怖いです。
    テレビで目の当たりにして以来、津波は恐ろしいものだと再確認しました。
    津波の恐ろしさを知っていれば・・・

    今後、セミの声を聞けば、人の忠告はちゃんと聞かないといけないな〜と
    思い出しそうです。

    投稿日:2012/08/09

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  • このアイヌの地にも『津波』が!

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子16歳、女の子11歳

    これはアイヌ神話の布絵本です。
    布の制作(刺繍等)も再話された宇梶さんがおやりになっています。
    すごく起用で、素敵な詩集でした。特に表紙のセミはすごいです!
    このセミの、背中の(昆虫ですからぼうの部分というんでしょうか?)柄が人の顔に見えるのは私だけですか?

    このセミが実はお話の主人公の6代も生きたというおばあさん。絵本を読めばわかるのですが、わけあって後にセミに姿を変えることになります。

    なんと、この話には『津波』が出てきました。
    山のかなり上の方まで波が押し寄せた。といっているので、かなり大きな津波だったようです。
    このお話ができた頃か、そのもっと前にアイヌの地にも『大津波』が押し寄せてきていたんですね。
    その前に地震などの予兆については描かれていませんが、もしかしたらあったのかもしれません。

    こういう後世に残る大切なお話は、どんどん世間に向けて発信してほしいです。面白い話でした。

    投稿日:2011/10/03

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  • 刺繍画のすばらしさ

    宇梶静江さんの古布絵二作目です。
    前作の『シマフクロウとサケ』に比べて数段と刺繍が繊細で、絵に取り込まれた様々なものがとても素晴らしく縫いこまれています。
    海津波と山津波の被害に会って、上の台地にいたリぺシカ・コタンの人々は助かったけれど、下の台地のランペシカ・コタンの人々の家は海に流されてしまいました。
    何かの教訓かと思ったのですが、ちょっと違います。
    神に助けを求める6代の人の世を生きたおばあさんは、海の主はおばあさんを六つの地獄に落としてしまいます。
    むごい話のようにも思えますが、ちょっと違います。
    おばあさんは村の守り神の開けた穴からセミの神として地上に戻ることができました。
    セミが地中にいる年月を地獄に見立ててのアイヌのお話でした。

    アイヌの人たちは様々なものを神として崇めていることがわかります。
    鍋であったり、セミであったり、自然や生活にあるものをみな神として崇める信仰をもっているのですね。
    津波のシーン、海に流されながら神と対話するシーン、壮大なスケールの内容が布地で緻密に表現されていることに感動しました。

    投稿日:2011/09/16

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  • セミ神さまのお告げ  アイヌの昔話より

    セミの刺繍の緻密できれいなのに目を奪われました。
    作者の 宇梶静江さんはアイヌ民族でいろいろ苦労されたというあとがき・・・
     
    この絵本を読んでくださった方へのお話も ウバユリのことお話の意味
    アイヌの歌など じっくりかみしめて読ませていただきました。

    むかしむかし 海辺のそばの下の台地ランペシカ・コタン、上の台地 リペシカ・コタンの人々のくらしからはじまり きれいだな〜
    ウバユリの花咲く頃に六代の人の世を生きてきたおばあさんのお告げがありました
    アイヌの歌で 津波が村を襲うから逃げなさいとしかし  下の台地の人は、予言を信じなかった。 皆、海に飲まれてしまい・・・
    おばあさんは海の主に 助けをこうのですが・・・
    六つ地獄へ落とされたおばあさんは セミとなって今も、人々に歌をうたっている。
    こんな昔話の 壮大さを 宇梶さんはアイヌ刺繍で、一針 一針 心を込められて作られているのが、伝わります!
    感動です!

    アイヌの一の生き方を 後書きのお話で知り また ウバユリの花のことなど深い思いで伝えてくださっているのを感じて読みました

    アイヌの人の語りで聞けば 心にしみるでしょうね・・・・
    大人にも感動の絵本です。

    夏にあんなに鳴くていたセミが 今はもう聞こえず・・・ また土の中で夏を待っているのだな〜 
    しみじみセミのことを思いながら ・・・・・  

    投稿日:2011/09/03

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  • アイヌ刺繍

     刺繍が好きで、刺繍絵本だけでなく、手芸本も何冊か本棚に飾ってある(!)のですが、アイヌ刺繍を目にしたのは、この絵本が初めてでした。日本刺繍とはまったく異なるアイヌ刺繍を見ながら、改めて、アイヌの人たちが持つ独自の文化の素晴らしさに心惹かれました。

     お話は、少し難しかったものの、娘も、「刺繍が上手だね!」と、感動した様子でした。特に、セミの美しい色合いは見事で、本当に神が宿っているようにも見え、「セミ神さま」という言葉がぴったりのように思えました。

    投稿日:2010/10/26

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  • アイヌの昔話

    古い布を使って一針一針心をこめて作られた絵本です。

    長生きのおばあさんの言うことを信じた
    上の村の人々は津波から生き延びることができたが、
    信じなかった下の村の人々は、津波に飲み込まれてしまった。
    そのおばあさんも、海の主を怒らせたと
    地獄へつきおとされる。
    しかし、セミ神さまに生まれ変わる。

    ちょっと難しいお話でしたが、 
    解説を読んで納得しました。
    アイヌの昔話は、自然の摂理にのっとった
    心にストンと来るものが多いので、
    もっと紹介されるといいなぁと思います。

    投稿日:2009/03/15

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