文章はごくわずか。あとは、子どもの想像力に任せて、自由に絵本の中に羽ばたいていくことができます。娘も、いつも想像の世界で遊んでいるような子なので、この絵本にも何の違和感もなく、すーっと入っていくことができました。そして、読んだあとには、パッチワークではないのですが、掛け布団の柄を指差して、「ここは、Jが赤ちゃんのときに着たワンピース」「ここは、2歳のときのスカート」と、楽しそうにおしゃべりしながら、布団の上を這い回っていました。パッチワークに限らず、子どもにもなるべくたくさんの手作りの物に触れさせてあげたいな、という気持ちが芽生えてくる絵本です。