小学生の頃、小遣いを貯めて、チャイコフスキーのレコード付き書籍を買った。「くるみ割り人形」を聴きたくて。でも本は、難しくて読めなかった。ありがとう、これなら何とかかんとか、読めるね。
音の内と外が、ちょっと覗ける
チャイコフスキーは、好き嫌い真っ二つに分かれる音楽家だろうと思う。この本は、その両の二つをちょっとだけでも、取りもってくれるような気がする。
原話原曲の内と外に、ちょっと興味がわく
「白鳥の湖」は、全く不評だった。過ぎては、踊り話しと歩調が合わない音楽。ペローの原話「眠れる森の美女」。そりゃぁもぅ、恐ろしい、おぞましい。
チャイコフスキーの内と外が、ちょっとわかる
大家族だったチャイコフスキー。13年間も彼を援助し続けたナジェージェンダ婦人。不思議な関係を、紐解いてみたくなる。
切り絵のちから、内と外をつなぐ調味料
台詞のないシルエットが、とてもこころに想像力を与えてくれる。曲を耳にして、シルエットを目にすれば、なにかポワンと浮かぶような、そんな気がする。
もういちど、感謝。