表紙のキャラクターに惹かれて読んでみました。
2009年のイギリスの作品です。
物語の舞台は、2頭の牛と4匹の豚と6匹の羊とアヒル達が暮らす牧場で、犬のグレイビーがやってくるシーンから始まります。
グレイビーの最初の仕事は、6匹の羊を柵の中に入れること。
簡単と思ったものの、羊は全く言うことを聞きません。
グレイビーは、トレイラーや戦車を使ったり、ヘリコプターから怒鳴ったりと色々と試すのですが、羊達は全く動きません。
打ちひしがれているグレービーに、羊以外の牧場の動物達がヒントを与えてくれたのですが、そのヒントとは、「誰かに何かして欲しいとき、どうすれば良いかってこと」
肩透かしの感もありましたが、教訓めいたところもなく、納得できるストーリー展開だったと思います。
オチもあって、単純ではあるものの、すんなりと受け入れることが出来ました。
魅力的なのは、そのキャラクター。
我関せずという表情は、なかなかのものだと思います。