キャベツくん」 みんなの声

キャベツくん 文・絵:長 新太
出版社:文研出版 文研出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:1980年09月
ISBN:9784580813977
評価スコア 4.53
評価ランキング 7,075
みんなの声 総数 265
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  • すごい吸引力

    おはなしかいで読んでいます。

    こどもがよろこぶ動物や乗り物が出てくるお話では指をさしたりゲラゲラ笑ったり、○○すき〜と言ったりにぎやかなことが多いのですが・・・。
    キャベツくんを読む時はいつも静かです。タイクツなのかと心配するほどに静かですが、こどもたちは息をつめて成り行きを見守っているようです。キャベツのクジラが画面いっぱいに広がった時にはハッとかあっとかいう小さな息がいくつか聞こえてきます。
    何度か読みましたが、メンバーが変わっても似たような反応があります。読み終わったあとに「ブキャ!」と言ってケラケラ笑う声も聞こえます。

    キャベツくんの吸引力はすごいです。

    投稿日:2015/06/10

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    4
  • 我が家で大声コンテスト開催中〜笑

    いきなり4歳の娘が『キャベツくん』をそらんじはじめて、
    「ブキャー」状態の私!

    それは、それは、驚きました!!

    しかも、音だけ聞くと、とてもリズミカルで、
    美しい詩を読んでいるようです。

    どうやら、保育園で『キャベツくん』が大人気で、
    先生の読み聞かせ中に、みんなで一斉に「ブキャー」といっては、
    笑い転げているそうです♪

    家でも「ブキャー」と言う時は、本当に声が大きくて、
    大声コンテストみたいになっています。笑

    子どもの笑い声と大声が聞けて、とってもHappyな気持ちになれます!!

    投稿日:2015/06/09

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    4
  • ボクがキャベツになったら

     文学の世界には超ロングセラーというのがあって、漱石の『こころ』や太宰の『人間失格』などは今でもたくさんの人に読まれている。
     それは絵本でも同じで、中川李枝子さんと山脇百合子さんの『ぐりとぐら』は出版されてから50年以上経つが今でも子どもたちの人気の一冊だ。同じように、この『キャベツくん』も、出版されてから30年以上経っても子どもたちの手から手にわたっていく人気絵本になっている。
     「ナンセンスの神様」と異名のある長新太さんの代表作の一つだ。

     この絵本の素晴らしさはなんといっても色使いではないだろうか。黄色を基調にしてとにかく明るい。ページを開くと、元気になる。長さんは色を多く使わないことで広さを表現しようとしたのではないだろうか。
     黄色い空なんてみたことがない。それは主人公がキャベツという不思議感を少しも変な風にしていない。黄色い空の下なら、キャベツの顔をした子どもがいてもおかしくないし、ブタヤマさんというおかしなキャラクターがいても平気だ。
     キャベツくんがキャベツを食べる生き物がどんな風になるか、想像した絵が空に浮かんでも、きっとこの世界では当たり前なのだ。

     「ナンセンス」といえば、そのキャベツを食べたあとの生き物たちの姿だろう。
     はながキャベツになったブタヤマさん。おなかがキャベツになったタヌキ。ライオンの勇ましい顔がキャベツになったり、ゾウのはながキャベツになったり、クジラ全部がキャベツでできあがったり、ページをめくるたびに子どもたちの歓声と笑い声が聞こえてきそうだ。

     この絵本にはなんのひねりもない。
     あの動物はキャベツを食べたらどうなるんだろう。ただそれだけだ。それだけなのに、読者を夢中にさせるのは、シンプルからだ。
     子どもたちはこの絵本で何かに出会って、複雑な世界にはいっていく。
     また、新しい子どもがやってきて、この絵本に出会って、歓声をあげる。
     また、また新しい子どもがページを開く。
     こんなふうにして、きっと読まれてきただろう、絵本のロングセラーだ。

    投稿日:2015/09/27

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    3
  • 一生読み続けたい絵本

    自分の生涯の中で、
    この絵本に出会うことが出来て良かった。

    これ以外の言葉が見つかりません。

    もともと絵本が好きなのですが、
    図書館で「キャベツくん」に出会ったその日から、
    長新太さんの絵本は 我が家の本棚を占領する事になりました。

    どこまでも続く空、向こうに見える山、
    自由に伸びる道の途中にいるのは、
    オーバーオールを着たキャベツと、ぶた・・・。

    空に浮かぶ、
    「キャベツくんを食べた生きもの」だって、
    大きさも、風貌も、なにもかもが規格外なのです。


    その色彩、空気、テンポ。

    なんてシュールなのでしょう。

    刺激が強すぎて、心がブルブルと震えます。

    それでいて、何故だかホッと落ち着くのです。

    大好きな絵本。
    きっと何十年経っても、変わらず読み続けているんだろうな。

    投稿日:2015/06/04

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    3
  • だいすき!

    • ひなぎぬさん
    • 30代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子4歳、男の子1歳

    なんだか最近、子どもが「ブキャ!」って言うなぁ・・・。
    不思議に思って、「『ブキャ』ってなんなの?」と聞いたところ
    「ママ、ブタヤマさんを知らないの?」と逆に驚かれてしまいました。
    保育園で読んでもらった、とっても面白い絵本の登場人物とのこと。
    不勉強なママでごめんね。
    さっそく購入して読んでみました。
    次はどうなる?の予測を立てられない面白さ。
    読み聞かせながら、ママも夢中になりました。
    ことあるごとに、子どもと一緒に「ブキャ」「ブキャ」言っています!

    投稿日:2010/08/04

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    3
  • おもしろかったです

    キャベツくんを食べると、体のどこかがキャベツになるからおもしろかったです。

    ぼくが食べたらどうなるんだろうと思いました。

    なんでどうぶつによって、キャベツになるところがちがうんだろうと思いました。

    へんなお話です。

    でもおもしろかったです。

    投稿日:2010/02/02

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    3
  • 我が家のツボは違う場所にあるのかも

    我が家も数多くの絵本とめぐりあっていますが、
    前々から凄く話題になっていて気になっていた絵本が「キャベツくん」です。
    この絵から言って子供受けは間違えがないだろうと推測していました。いざ娘と読んでみると、これがどうして、うけません。なぜ・・・。
    読み方が悪かったのだろうか?と不思議に思い、妻が娘に読み聞かせて見ましたが、反応は変わりませんでした。
    読み聞かせ方というよりは、きっと我が家のツボは違うところにあるのかもしれません。
    子供によって、うける、うけないの差が出る絵本であるのかなぁと思った一冊です。

    投稿日:2005/07/03

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    3
  • 【あらすじ】
    キャベツ君が道をあるいていると、向こうからブタヤマさんが着ました。お腹をすかせているブタヤマさんは、キャベツ君を食べようとしますが、キャベツ君を食べるとキャベツになるというので、驚きます。ブタヤマさんとキャベツ君は問答をしながら、道をずんずん歩いていきますが…

    二人の珍妙な会話と、キャベツを食べた動物たちの空想をお楽しみください。

    【感想】
    絵本のまえがきに、作者のことばがありますが、そこも読んでみて、ようやく一つの作品になると思いました。広い場所にいると、いろんなものが見えてくるそうで、私もそんな体験をしてみたいものです。

    この絵本は、二人の会話もどんどん進むけど、背景もどんどん変わって行きます。歩きながらしゃべっている様子が、二人の問答がどんどん深くなっていく様子を表しているような気がします。
    しかし、単に、どうでもいい会話をしているような気もします。どっちでもいいような気がして、その気軽さと禅問答のような深みを感じさせる部分が同時に味わえる、奇妙な作品です。読者が突っ込もうと思えば、いくらでもつっこんで深くなっていくし、適当に表面を眺めるだけの読み方でも全く構わない。これが、名人芸というものでしょうか?

    ブタヤマさんが突然キレたり、恥ずかしさを誤魔化したり、いろいろやっていますが、あれは自分にもある部分だなあ、と思います。いくらなんでも、お腹がすいているから目の前の人を食べたりはしませんが、人は、危機に陥ると何をしでかすかわかりません。私もお腹がすいている時は、人に八つ当たりしないように、素直に普通のものを食べようと思いました。

    投稿日:2017/04/11

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    2
  • 展開わかっちゃうのに、おもしろい 受賞レビュー

    • ピクルスさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子7歳、男の子3歳

    キャベツくんが、友達のブタヤマさんに、「おまえをたべる!!」といわれて・・・
    「ぼくをたべると、きゃべつになるよ」とするどい?きりかえし。
    そこから、楽しい掛け合いが始まります。
    へび、たぬき、ゴリラ、ゾウ…
    色んな生き物が次々とキャベツに。

    2,3回目からは展開がわかって、子どもも次の絵が予想できてしまうのに、それでも?それだから?ページをめくるたびにゲラゲラ笑ってしまいます。

    私の好きなのは、
    「のみはちいさいので、みえません」のくだり。こんなありえない世界の中にいながら、ふたりの会話がやたら常識的で笑えます。

    最後の「ブタヤマさんのよだれが・・・」という一文も、
    脱力感を増して大好きです。

    長新太さんの世界の入り口の絵本ですね!!

    投稿日:2015/06/10

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    2
  • やっぱり、大好き!

    • すずらんぷさん
    • 40代
    • ママ
    • 大阪府
    • 女の子20歳、女の子17歳

    ああ、やっぱり楽しい。読んでいて、思わずにやぁっと微笑んでしまう、これぞ絵本、という絵本です。
    なんてことのないお話しなのですが、無駄なものが一切ない言葉の力と、言葉をピンポイントに描いた、絵の力に圧倒されてしまいます。
    おなかをすかせたブタヤマさんが、キャベツくんを目の前にして、「おまえを食べる」というストレートな宣言に対し、「ぼくを食べるとブタになるよ」という返しが絶妙で、そこからどんどん空想の世界が広がっていきます。
    会話が続いていく中で、なんだか仲良くなっていく二人。
    最後はほのぼのとしていて、読後感はさわやか。
    数年前に読んだ時よりも、今読んで、もっと好きだと感じました。
    老若男女におすすめしたいです。

    投稿日:2015/06/05

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