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お母さん、ひらけゴマ!」 みんなの声

お母さん、ひらけゴマ! 作:西本 鶏介
絵:狩野 富貴子
出版社:ポプラ社
税込価格:\1,320
発行日:1997年8月
ISBN:9784591054307
評価スコア 4.33
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みんなの声 総数 5
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  • 奥さんの目に涙

    戦中戦後とたどる母と子の歴史です。
    読み聞かせをする者にとっても、とても大切な何かを残してくれる作品です。

    戦争中の厳しい生活の中、軍人である父親は戦地に行って戻ってこなかった。
    そんな中でいろいろなお話をしてくれた母親。
    それを楽しみにしていた兄弟。
    お話は生活の糧だったのでしょう。
    戦争中に「アリババと40人のとうぞく」の話をしてくれたお母さんは子どもに希望を与えてくれました。
    「ひらけゴマ!」が自分の心の宝物になり、お母さんと自分の合言葉になりました。

    話は変わって戦争も遠い昔となり、その頃の子どもはおじいさんになりました。
    母親も介護を受ける身となり、人の話もわからなくなりました。
    弟夫婦に任せている母を訪ね、おむつの取り換えなどは息子にとって身につまされるような状況でしょう。
    いつか、自分も母親の枯れていく様を受け入れなければならない。

    何もわからない母が「ひらけゴマ!」に反応しました。
    合言葉だった「おかえりなさいませ」。
    物事が判らなくなっても心に残る言葉があったことが涙腺を熱くしました。

    奥さんは自分に母親を重ねたのでしょうか。
    それともふれあう老人たちを思い描いたのでしょうか。
    私が読み終えた後、顔を上げると大粒の涙を流していました。

    投稿日:2011/02/13

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    1
  • せつなくて せつなくて 涙・・・

    こっち見てる!
    という絵の素敵なこと・・・
    惹きつけられます

    ひらけ ゴマ

    アリババ?の呪文?
    心を開けってこと?

    と、予想しながら読みました

    戦争中の大変な経験は、話でしか聞けず
    読んでいるだけでも苦しくなります
    父がいない
    食糧がない
    農家ではない
    大変ななかでの母親の存在

    戦争中のおはなしは
    想像力を動員をしなくちゃいけないので
    今の子ども達には、どれだけ出来るのか
    疑問です
    私達の年代でさえ
    戦争は、映像や資料の世界です

    その戦争の時の苦しさ、大変さの中での
    母親の存在

    そして、時間の経過があり過ぎますが
    主人公が年を重ね
    大好きだった母親が介護が必要な存在に

    涙が出て止まりませんでした
    母親に対する想い・・・
    息子という立場
    弟夫婦が母親を看ているということもあるようですし

    年を重ねても
    いつまでたっても
    出来ないことが増えても
    親は、親であり続けるんですねぇ・・・

    「戦争体験」「介護」・・・
    大人向けなのでしょうか

    投稿日:2013/11/20

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  • 母の存在は永遠に不滅

    • 風の秋桜さん
    • 40代
    • その他の方
    • 埼玉県
    • 男の子17歳、男の子14歳

    主人公の男の子が幼いころの戦争の体験から、自分も孫を持つほどの年を重ねて行きます
    その中でわが母のとの心のつながりを描いたお話です
    すべての人間が「母」から生まれているという事実、「母」の存在はそれ自体が、癒しであり、故郷であり、希望の存在であることは否定できません
    わが母への思いが幼き頃の「ひらけ、ゴマ!」の言葉で母の眠れる潜在意識まで覚まさせることに感動です
    少々難しいとは思いますが、小学生低学年ならぜひ読んでいただきたいお話です

    投稿日:2009/03/28

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  • タイムスリップ・・・

    戦争を経験した親子の苦労話の中に
    心温まる親子の愛情が溢れていました。

    戦争を経験した人は・・・
    あれから何年経ったのでしよう
    その時代の事が蘇って来る事でしょうね

    子供達に聞かせたおとぎ話のセリフ
    「ひらけゴマ」が親子の合言葉になっていて
    今、年老いて認知症になった母親の心が
    戦争時代にタイムスリップ・・・

    「ひらけゴマ」で感動のラストシーン
    涙無しでは読めない絵本

    あなたも感動の涙を流して下さい。

    投稿日:2008/03/13

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  • 戦争と介護、難しいテーマでした。

    まず、狩野富美子さんの美しいイラストに目をひかれる作品でした。
    この絵本のことは上の子のお友だちから聞いていて、一度読んでみたいと思っていたら、図書館で見つけたので、早速借りてきました。
    小学校低学年には、テーマが難しく、(うちの子には)よく理解できてなかったように思います。
    ただ、きれいで優しい話。そう受け止められるだけでも、この年頃ならOKな気がします。
    戦争時代の悲惨さ、その大変な時期を必死で生き抜いた末、今はぼけてしまった母親の一生を息子の立場から描いたものでした。
    難しいテーマを「アリババと40人ととうぞく」という物語の「ひらけゴマ!」というセリフとともに、とてもきれいにまとめあげられていました。
    子供達が大人になったときに、もう一度出会ってほしい絵本でした。

    投稿日:2003/11/10

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