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天動説が常識と思われていた頃のお話です。 今となっては常識的なことも昔は非常識であり、人と違う考えを持っているだけで「悪」とみなされる時代があったんですよね。 それでも真実を追い求め、新しい発見をしていった人たちがいたことで、世の中は少しずつかわっていったのでしょう。 その少しずつの変化が絵本の中、地球の形にも表れています。 子供の頃、地球の裏側の人たちは何故落っこちないんだろう?とか、地面に穴を掘っていったら地球の裏側に出られると思っていたのを思い出しました。 そもそもこの大きな地球が浮いていること自体不思議なこと。 その地球が回っていることの不思議さや凄さを、昔の人たちと同じように子供にも感じて欲しいと思いました。
投稿日:2009/04/29
今でいう当たり前が、当たり前になっていくまでの変化が、客観的に描かれていて、とてもおもしろかったです。 人々の、空に浮かぶ太陽や星をあがめ、恐れる気持ちが、神や魔女をつくりだし、そんなことあるわけないでしょう。と、初めて知ることを信じられない気持ちが、新しい考えを追いやり、殺してきたこと。 それでも少しずつ世界が変わり、見方が広がっていっているようすが、絵と文で上手に伝えられています。
投稿日:2021/08/26
安野光雅さんの絵本ということで、読みたいと思いました。 少し大判の美しい絵本です。 地球が全宇宙の中心だと信じていた頃の時代。 天文学者たちが長い時間をかけ、時には命をかけて、真理を追求したことがわかります。 「「地球は丸くて動く」などと、何の感動もなしに軽々しくいってもらっては困るのです」という、あとがきの作者のセリフに、ハッとさせられました。
投稿日:2020/12/25
タイトルの通り「天動説」の絵本ですが、同時に「地動説」の絵本でもあります。 世間の考えが、天動説から地動説に変わっていく過程がとても分かりやすく描かれています。 天動説を信じていた人たちについて「昔の人はこんなおかしな考え方だったんだよ」という見方ではなく、どうして天動説を信じていたのかという背景なども含めて丁寧に説明してあり、かつての人々への敬意が感じられます。 安野光雅さんの絵は細部まで素晴らしくて、何度でも読み返したくなる絵本だと思います。
投稿日:2018/05/01
10歳の息子と読みました。 地球が丸くて自転と公転をしていてそれで朝昼晩があったり季節があったりするというこの当たり前のこと。 が、当たり前でなかった時代があったのです! という、これまた当たり前のことですが、 当たり前と思っていること自体が非常に申し訳なく思うようになる一冊。 あとがきまで読んで、作者の安野さんの狙いがまさにそこにあったと 分かった時、 雷に打たれたかのような衝撃とともに、 この本の素晴らしさを実感しました。 天動説のころがはたしてどんな世の中であったか、 そんな中勇気を出して地動説を唱えた人々はどのような扱いをうけたか、 本当に、先人の長い長い長い苦労があって、 地球は丸い と言えるようになったことに、 改めて敬意を表したいと思います。 10歳の息子と読めてヨカッタベスト5に入る、素晴らしい一冊です。
投稿日:2016/11/24
すごくおすすめ。 子供の頃に大好きだった絵本です。 大人になって読み返すと、なお面白い。 天動説が主軸となっていた時代から地動説へ。 歴史を否定せず前へ進んでいく人の聡明さが見事な絵と共に やさしい文章でうまく描かれています。 安野さんの絵本はあたたかく、いくつになっても教わるところが多いです。
投稿日:2015/01/04
天動説があたりまえだった時代に、地動説を発見したお話です。しかし、世間の人々は、地動説を決して受け入れません。当時は宗教のこともあってより難しかったことがわかります。 ページが進むにつれ、自分たちの足元しか見えなかった時代から、どんどん視野が広がっていきます。 安野さんの「古い時代を馬鹿にしてはいけない」という言葉にドキッとしました。 私だって、あの時代に生きていたら、世間に流されていたはずですから。 緻密に描かれた絵をじっくり見ながら、コペルニクス、ガリレオ、ブルーノに思いを馳せました。
投稿日:2012/04/05
中学生くらいの男の子に 「天動説について調べてるんですけれど」 と言われて、案内したのがこの本です。 「えー…絵本?」 という顔をされましたが、返しに来た時に、 「とてもよくわかりました! ありがとうございます!」 と、にこにこ顔であいさつされました。 どのあたりがよかった? と聞くと、 「解説とあとがきにある『今日の私たちが、私たちにとっての真理を手に入れるために、天動説の時代はどうしても必要だったのです』っていうところに感動した!」 と、目を輝かせていました。 あらためて読んでみると、今の私たちの常識が、昔は非常識であったことに驚かされます。 そして、昔の人たちは、やはりその時代なりの真理でもって、天動説を支持していたということを学ぶことができます。 地球が丸くて太陽の周りをまわっていることは、今では周知の事実です。けれども、その考えに至るまでには幾多の犠牲があったこと。周知の事実ではなかった、むしろ、異端とされた考え方であったことを、今一度、考える良いきっかけになる本だと思います。
投稿日:2011/03/09
安野光雅さんの絵本は、どれも奥が深いですね。 絵もとても素敵で、中世の欧州らしさがぷんぷん香っています。 この本は、「天動説」の絵本です。 中世、人々が考えていた世界観。 星も太陽も天球にあるモノはすべて地球の周りを回っている。 天を動かしているのは神様。 病気や災害など人々に災厄をもたらすのはすべて悪魔、魔法使いの仕業。 ・・・このような時代のこと。 現代人は、これらの考え方が非科学的で迷信だ、ということはみんな常識として知っています。 コペルニクスもガリレオも、地動説を唱えた人々は当時の権力者から迫害されたことも。 でも、この本を読むと、当時の人々にとって地動説がどれだけショッキングな話であったか、自分の足元が揺らぐ思いだったことかが、理解できます。 そんななかで、いろんな証拠が少しずつ明らかになってきたことで(例えばフーコーの振り子)、徐々に地動説が本当であることが人々にも理解されるようになってくるんですね。 あとがきに記された安野さんの言葉。 「今日の私たちが、私たちにとっての真理を手に入れるために、天動説の時代はどうしても必要だったのです」 ものすごく納得できました。 ページをめくるたびに変わっていく地面の姿、これは人々が天動説から地動説へと真理を手に入れる過程を表しているのでしょうね。 とても深い内容の絵本です。 地球、宇宙について一通り学校で習った後にこの本を読むと、より深く理解できるのではないでしょうか。 大人の方にもお勧めです。
投稿日:2010/12/06
ナビのポイントがたまり 息子たちとどの本にするか相談して決めました。 長男が以前に読んだ時は、まだ世界史的な視野からの興味は少なくて 昔こういうことがあったという物語的な感想だったと思います。 今回、長男が欲しいと思った理由は「天動説」と「地動説」への興味からで、 最初の物語部分だけでなく、最後の解説まですっかり理解できる年齢になったことに、親として時の流れを感じました。 絵本のカテゴリーを超えない物語性がありながら、 地動説だとなぜつじつまが合わなくなるかということを、 歴史・科学的事実を織り交ぜながら、わかりやすく説明してるところがいいです。 安野さんの絵が芸術的なところも素晴らしいです。 家庭の本棚において長く読める一冊だと思います。
投稿日:2010/06/28
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