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とうちゃんのトンネル」 みんなの声

とうちゃんのトンネル 作・絵:原田泰治
出版社:ポプラ社
税込価格:\1,320
発行日:1980年
ISBN:9784591005279
評価スコア 4.89
評価ランキング 16
みんなの声 総数 17
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  • 原田泰治さんの絵本

    原田泰治さんの絵本と知って手にとりました。原田さんの体験をもとに書かれたという絵本。原田さんが日本各地を歩いて、土の匂いのするやさしい絵を描き続けてきた原点を感じました。

    戦争直後に町から村に引っ越してきた一家。体験したことのない農作業を開墾から始めます。
    畑を作り、陸稲を作り、成功したり、失敗したり、大自然を前に挑み続けるお父さん。原田さんの優しい絵に対して骨太の内容です。
    題名ともなっている「とうちゃんのトンネル」。お父さんは、農作物に欠かせない水を得るために山にトンネルを掘り始めます。掘り進んで大きな石にぶつかって考え込むお父さん。それを思いやるたいすけの木琴の音色。木琴もお父さんに作ってもらったものでした。
    お父さんは大きな石をよけて再び掘り始めます。お父さんは人生をあきらめるなと語ります。
    掘り始めて2年目、とうとう水が出ました。水が出ても、田圃づくりも一から始めます。
    気の長い、根気のいる、壮大なドラマ。
    あきらめるな、あきらめるなと繰り返しているようです。

    このドラマの中で、小児麻痺で足の不自由だったたいすけが歩けるようになったエピソードも語られます。原田さんの原点があるのでしょう。

    あとがきに、カンテラ、木琴と絵本に出てくる品の写真があります。原田さんの思い出の品。宝物です。
    お父さんへの思いを強く感じます。そっと自分のことを考えていました。

    人生、家族、自分、etc. 子どもたちにとって、とても貴重なことを教えてくれる本です。

    投稿日:2010/03/01

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  • 尊敬します

    • ねーねーさん
    • 30代
    • ママ
    • 山口県
    • 女の子11歳、女の子10歳

    昔の人のがんばりには、本当に頭が下がる。
    戦後の貧しい時代、食料や物が不足した生活。
    お嫁にやる朝のお赤飯も作れない。親としてそんな情けない
    ことはない。ただただ、涙をながすとうちゃん。

    水さえあれば・・と、とうちゃんは一人でトンネルを掘り始める。
    大きな石に突き当たり、これまでか・・・となるが
    くじけないとうちゃん。
    たくさんの困難にぶつかり、乗り越え、豊かな生活を手に
    入れることが出来た。お米や水、作物と物質的な豊かさもあるが
    心の豊かさも培われていた様に思う。

    尊敬すべきとうちゃんである。

    投稿日:2006/10/24

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    2
  • 日本のお父さんに

    • 楽葉さん
    • 60代
    • じいじ・ばあば
    • 埼玉県

    勤務中 本棚の整理をしながら手に取ったまま
    時を忘れて読み続けた絵本がいくつかある
    これもその1冊 泣けてしかたがなかった

    一番心に残っているのは…
    不毛な土地に水田を作るため一人で水を引くトンネルを
    掘り始めたものの 大きな岩に行く手をはばまれ 
    挫折しそうな時 子どもが吹く笛の曲にじっと聞き入り 
    そしてまた気持ちを新たにして立ち向かっていく…場面

    ここには一家の主として 家族を養う男の生き方が
    絵本という表現で 確かに描かれていると思う
    自伝的要素も含めて本当に描きたかったものを
    描いていることがビンビン伝わってくる

    これは世のとうちゃんにぜひ手にとって欲しい1冊だ

    出版当時は無名だった作者は まもなくナイーブな
    作風の画家として有名になるのだが それはまた別な話

    投稿日:2009/05/05

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  • 父の強く深い愛情

    • はなしんさん
    • 30代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子9歳、男の子6歳

    実話ということで、感動もひとしおでした。
    そして、昔の人は、本当に苦労をいとわなかったのだなと感心するばかりです。
    また、現代では、水道をひねれば簡単に、しかもいくらでも出てくる水の有難さをこの絵本を読むと感じることができます。
    こんな風に貧しい生活の中で父親の苦労する姿を日々見せ付けられたら、どうしたって父を尊敬するだろうし、家族の絆も深くゆるぎないものとなるのでしょう。
    父の強く深い愛情を感じて、目がうるんでしまいました。

    投稿日:2006/11/19

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    1
  • 夫からのプレゼント

    誕生日にもらいました。本屋にいってひとつひとつ手にとって読んでみて「これや!!」と思ったそうです。
    実はこの本、何年か前図書館で借りて読んだ時、おもわずうるうるきてしまった本なんです。こんな形でまた手に取れるなんて感激!
    戦争で食べるものがなくなり、町から村の山に引越してきた一家の話です。お百姓仕事をしたことのないとうちゃんは村の衆に教えてもらいながら畑をつくり子どもたちのお腹を満たしてやることができました。ところが高台に家があるため水を引くことができず、お米をつくることができません。
    およめいりの朝、自分の家で取れたお米のお赤飯を食べるという風習があるのに、それがかなえてあげられず、長女は嫁いでいきます。そんなとうちゃんが考えたことは、水を引くトンネルをほること!
    この話は筆者が幼い頃経験したそのままの話だそうです。
    とうちゃんの気持ち、それを形にした筆者の気持ち、どれも心に響きます。

    投稿日:2005/02/08

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  • お父さん、かっこいい

    • みっとーさん
    • 30代
    • ママ
    • 大阪府
    • 男の子10歳、女の子8歳

    お父さんすごい…。
    こんな風に、自分をみせることが、子の生き方に大きく影響するような、そんな生き方をしてみたい。というか、しなくちゃいけないんだろうな…って思いました。

    困難な課題にも、あきらめずに挑戦し、目標を達成してしまう。
    そんなお父さん、かっこよすぎます。

    投稿日:2021/08/26

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  • 人生を諦めるな

    図書館で何気なく手にしたえほんでしたが、大人の心にも響く、素敵なお話でした。
    家族のために、長い歳月をかけて、水を得るためにトンネルを掘るとうちゃんのお話です。
    後から、作者の原田泰治さんの体験が元になった実話と知って、なお一層心に残りました。
    「人生を諦めるな」と、子供にも大人にも語ってくれているようです。

    投稿日:2019/03/14

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  • 表紙とは違って

    この絵本の表紙を見て戦争のお話かなって思っていたのですがちょっと違いました。戦争後の村でのお話で、その村でお父さんが水を掘り当てて家族でたくましく生きていくお話でした。うちの子はこの生活を見て「おもしろそう!」と言っていましたが、実際になったら大変なことは今の子供にはわかりにくいですかね!でも、こういったことを知っとくだけでもいいですね。

    投稿日:2014/10/30

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  • 貧しかったけど、家族みんなで生きてた。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子17歳、女の子12歳

    図書館でタイトルを見て、「いったいどんなお話なんだろう」と気になって借りてきました。
    このお話は作者自身の体験と、子どもの頃のことを描いたものでした。
    戦後の日本の貧しさや畑仕事を知らないおとうさんの辛さ、それを家族で支え合って、一生懸命生きている姿がとてもよかったです。

    後書きの文章と一緒に、作中にも出てきた当時使っていたカンテラと木琴の写真が載っています。
    作者自身が何年も大切にしていたんだと、ジ〜ンとしてしまいました。

    日本の全体が貧しかった時代、こんな風に一生懸命生きている家族がいたというのが素敵です。
    小学校の高学年くらいから、中高生のお子さんたちにお薦めします。

    投稿日:2012/10/07

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  • 先人の苦闘

    このお話は作者自身の体験談とのことです
    それを知ってから読み始めると、壮絶なまでの大自然に対する挑戦し続ける父の姿が、生き生きと伝わってきます
    きっと今では想像もつかないほどの苦労があったことと思います
    でもこうした先人の苦闘があったからこそ、今の私たちの生活もあるのでしょう
    あとがきの「カンテラ」と「木琴」は歴史を感じます
    小学校低学年から大人までお勧めです

    投稿日:2012/06/26

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