「おとのさま」 みんなの声

一昨年息子が幼稚園からもらってきた「こどものとも」の中の一冊です。こどものともが一般公募したお話の入選作品ですが、どことなくのほほんとしたお話で面白いのです。
　りりしい馬に乗り、素敵な着物を着て、見事な刀を腰に差して散歩に出かけたお殿様は、途中で困った人々に次々に会い、その人たちを助けるために自分の物を貸してあげるのです。そして、老いぼれ馬に乗り、ぼろの着物を着て、錆びた鎌を腰に差し、それでもさっそうと散歩を続けます。そして、怪しい男達に取り囲まれたお殿様は・・・。
　続きは是非読んでくださいね。
　どんな姿をしていても、穏やかで堂々としているお殿様。疾風のようなチャンバラシーンなんて出てこないのに、やっぱりお殿様はかっこいいのです。
　出会った人たちと物を交換する度に歌われる歌もとても楽しいです。
　もらってから２年たっても、いまだに「これ読んで」と息子が持ってくる楽しい本です。
（「こどものとも傑作選」に入るといいのですが）

５歳半と３歳半の子供達に読みました。
優しく勇敢で立派な態度のお殿様。この絵本のお陰で、現在、欧州生活の子供達には日本のお殿様のイメージアップ。日本のイメージアップのためにも、欧州の子供達に読んであげたい１冊です。

自分で自慢するだけあって、本当に立派なお殿様だと思いました。

繰り返される歌も歌詞がその都度に変えてあって面白いと思いました。

身なりが変わってもお殿様は、堂々としていて立派だと思いました。

お殿様の優しさから、自分の身を守ることが出来てよかったと思いまし

た。歌に曲をつけて口ずさんでも、読む度に違いますがそれはそれで仕

方がないと思っています。明るく歌いたいと心がけています。

表紙の絵が素敵で「おもしろそう！」、と思わず手に取りました。

ちょっとずつ村人に出会って変わっていく歌が楽しくて、娘が
「全然立派なおとのさまに見えへん！」と大笑いしていました。
そしてまた、いかにも立派なおとのさまに戻って帰ってくるところが
おかしかったようで、戻ったり進んだりとページをめくっては笑っていました。
特に最後の「おしまい」ページでは、ここで誰と出会って…と確認して
遊んでいました。
こういう地図っぽいページがあると、すごく喜びます♪

なんて素敵なお殿様なのかしら！！
何があっても、いつもにっこり笑って動じません。
ご自分で「わしはりっぱなおとのさま〜」と歌って
いらっしゃるのが、これまたすごい！！（笑）
散歩の好きなお殿様が行って帰ってくるだけの淡々とした
お話なのですが、繰り返しが楽しく、お殿様の歌うフレーズ
が少しずつ変化するのが長男は面白いようです。
大爆笑するというお話ではないけれど、
にやりと不思議な笑みのこぼれる絵本でした＾＾♪
の〜んびりと読んでください。（笑）

NHK教育の「ぜんまいざむらい」が大好きな娘達。
この「おとのさま」を読んであげると、見事にはまってしまいました。
「おとのさまって今はいないんだよね。」と知ったように言ってくる４歳のお姉ちゃん。
たどたどしい言葉で「おとのちゃま」という１歳児。
二人とも歌のところでは、私が歌うめちゃくちゃな音程を覚えていっしょに体を揺らしながら歌ってくれます。
繰り返しがなんどもあるのが、子供にはうけるようです。

おとのさまの歌ううたがとてもおもしろいです。
歌なので、読み聞かせるのに適当なリズムをつけたのですがそれがまた子供たちに受けたらしく、子供たちもわたしが作ったリズムで一緒に歌ってくれました。