「こんたくんのえーとえーと」 みんなの声

お母さんに、お花を届けるおつかいを頼まれたこんたくん。
こうやって言わなきゃって分かっていても、セリフが浮かんでこなかったり、恥ずかしかったりで、子供ってなかなかうまく伝えられない。こういう経験、誰もがしてきたことだと思います。
そして大人はついつい助け船を出しちゃう。先に言っちゃう。そのほうが手っ取り早いですもんね。
でもそれだけではいけないこと、大人としてすべきことを、この絵本は教えてくれました。
相手の子供は最初は戸惑ってしまうかもしれないけど、その子にとって自信をつけさせることになりますものね。
親も子も、それぞれの視点で楽しめる絵本だと思います。お勧めです。

おかあさんに、おつかいを頼まれたこんたくん。

ろばさんと、うさぎさんとくまさんの家に持っていってあげて。

　　「これ、うちの庭に咲いた花。

　　おかあさんがつくった花。

　　少しだけど　どうぞってね」

こんたくんは、上手く伝えれるか不安で、行く道で練習しますが、

ろばさんとうさぎさんは、こんたくんが言う前にわかってくれて

言わずにすんでしまったので、親切と喜ぶこんたくんでしたが、

くまさんは、黙ってこんたくんをみているだけ。しかたがないの

で、「はい」とお花を渡して帰ろうとすると、「おいしいクッキー

があるから食べていかない？」と、誘われて、はちみつも

頂いて、こんたくんもおかあさんからの伝言を言えました。

くまさんのように、こんたくんが言えるのを待ってあげるのも

大切なことだと思いました。子供から言える環境つくりも大切

だと、大人も学べる絵本だと思いました。

４歳次女に読みました。こんたくんがお母さんにお花を３匹のご近所さんに届けるように頼みます。それを言えるかなーと心配なこんたくん。ろばさんのとこでは言う前にわかってくれて安心するこんたくん。でも、これじゃ子供にとっては助かっても、本当は後々困ることになってしまうんですよね。あえて助け船を出さない大切さを感じました。

わかるわかる！
小さい頃、伝えたいけど
うまく言えるかどうか
どう言ったらわかってもらえるか
小さいなりに考えるんですよね

それなのに
大人って・・・

待っていられなくって
先取りしちゃったりしますね

それをこんたくんは
助かった！って思うし
「大好き」って思うけど

くまさんの対応は
素敵です！！

なるほどなぁ〜
そうだよなぁ〜

でも、余裕がないと
なかなか難しいこと
でも、こどもにとっては
大切なことですね

とっても些細なことですが

子どもは子どもで
親は親で
気付かされる生活の場面を
上手く表現されています

こんたくんのおかあさんの笑顔も
感心してしまいます

末崎氏の絵もほんわかして
ぴったりです♪