節分にちなんで、色んな鬼の話を読んでみようと、図書館から借りてきました。
鬼といっても、日本の鬼ではありません!
見るからに、鬼っぽくない、フランスの鬼が出てくる、民話です。
絵は、あの『ぐるんぱのようちえん』の堀内誠一さん!
でも、カラフルで漫画チックで、ぐるんぱとは、ずいぶん印象が違います。
まず、主人公の名前が、『ピトシャン・ピトショ』なんておもしろく、すぐにお話に惹き込まれてしまいます。
ピトシャン・ピトショは、拾ったお金でイチジクを買い、食べていると、最後のひとつが転がって、庭に落ち、たちまち大きな木になり、そこへ袋をかついだ鬼がやってきて・・・という、展開の早さにビックリ!
最後は、鬼との知恵比べになりますが・・・ああ、何だか色んな、よく知ってる外国の昔話と共通してて、おもしろいです。
明るくさらっと書いてますが、かなり残酷な終わり方。
日本のゆったりした昔話とは、対照的で、好き嫌いが分かれるかもしれません。