「にているね！？」 みんなの声

子どもにはちょっと分かりづらいかなぁ？楽しめるかな？と、
そんな気持ちで借りていきましたが、
息子はなんだかとても面白がって、何度も読んでいました。

全部は理解していないと思うし、
五味さんが言いたい事がちゃんと伝わっているかは不明ですが、
言葉の響きや、自分が持っている知識をフル回転させて、
内容を感じたようです。

似ているところはいっぱいあるけど、
みんなそれぞれ違うよね。
誰だってみんな同じじゃない。
同じじゃなくて当たり前だよね。

でも、誰かに意地悪されたり痛いことされたら嫌だし、
でも、誰かにやさしくされたらうれしいのは同じなんだよね。

もう少し大きくなった時、
そんなメッセージがちゃんと伝わるような子に、
なっているといいなと思う作品です。

似ているけどちょっと違う。ちょっと違うけど似ている。うーん、どこが似ててどこが違うのか。椅子と馬をとりあげていますが、これが自分と友達だったら？自分のお母さんだったら、、、先生と自分だったら？いろんなことを考えれる本だと思いました。五味太郎さんらしい絵と発想の本です。

馬と椅子の会話です。
ちょっと自慢気な馬が椅子に自分と似ていると言われたところから
お話が発展してゆきますが
馬の言い分に対しての椅子の答えを聞くたびに
なるほど、なるほどと思ってしまいます。
がんばってあらゆる面から、自分を主張する馬も
だんだん椅子の言い分に納得してゆくのが面白いです。
説得力ありますね。
考えるちからを養ってくれる絵本だと思います。

ウマとイス，確かに似ていますね．足は４本だし，形も似ています．今までそんなふうに思ったことがなかったので私にとっても面白い発見でした．
息子もはじめはよく分かっていませんでしたが，うちにあるイスを見ながら，足が４本あって，背もたれのところがウマの頭みたいで，と話していくとなんとなく分かったようでした．
大事にされるとうれしくて，乱暴にされるとつらいという，見た目ではないところも似てるよねと書いてあって，あーなるほどそうだと思いました．
面白い発想の絵本でした．大人でも面白かったです．