どこでもいく、どこでもでんしゃ、そう聞いただけで、のりもの好きにはたまらない絵本です。味のあるユニークな絵に、どんどん読み進められる軽快な文章で、あっという間に惹き込まれていきます。
「どこでもでんしゃは どこでもいきます。」
とあるように、さぶちゃんのどこでもでんしゃが、家の中から出発して、電線を通り、屋根伝いに動物園にいきます。そして、動物園の動物たちを乗せていくのですが、それに気づいた飼育係のおじさんが追いかけてきます。さぶちゃんのどこでもでんしゃ(略して、どこでん)はデパートへ、土の中へと逃げますが、飼育係のおじさんもどこまでも追いかけてきます。最後はお風呂屋さんにいきついて・・
最後の最後まで気が抜けない、そしてしっかりと笑わせてくれるオチになっています。作者の矢玉さんのあとがきまで、おもしろく読ませてもらいました。