私的には、題名を読んだだけで震え上がりましたが、
子どもたちにとってはきっと魅力的だろうと、読んでみました。
たろうくんが公園で滑り台を物足りなく思っていると、
突然河童が現れて、たろうくんを妖怪の世界に誘ってくれるのです。
そこには、念願の、「世界一高い滑り台」があるという訳です。
昨今の妖怪ブームのおかげでしょうか、今の子どもたちは妖怪もお友だちですから、
結構すごい面々の妖怪たちですが、大丈夫でしょう。
でもね、その妖怪たちでさえ震えあがって、1000年も誰も登ったことがない滑り台ですよ!
子どもらしい無邪気さというか、かっこよく登っていくたろうくんのりりしいこと!
でもやっぱり頂上で怖気づいてしまいます。
いえいえ、ここまでくれば、仕方なしについてきた妖怪たちと一緒だと
大丈夫…なことはありませんよね。
スリリングな滑りは、こちらまでドキドキ。
なるほど、そういう着地なら安心ですね。
子どもらしい発想が愉快でした。
幼稚園児くらいから盛り上がると思います。