「まんなかのはらのおべんとうや」 ママの声

優しい色合いのかわいらしいイラストに惹かれ、手に取りました。
だんだん村の真ん中の野原に、あなぐまがお弁当やを開いています。「あなパパさん」と呼ばれ、村の仲間たちに頼りにされている店主。みんなが好きなものをふんだんに入れた、美味しいお弁当を作り、配達までしてくれるのです。
こんなお弁当屋さんがあったら、どんなに素敵だろうと想像し、ニンマリしてしまいました。
描かれるお弁当箱やユニフォーム、インテリアに車。どれもこれもおしゃれで、大人が見ても楽しめました。

お弁当屋を営む主人公のあなぐまは、一人暮らしだけど、「あなパパさん」って呼ばれています。おいしいお弁当を作ってくれる、優しいパパみたいだからです。

今日のお弁当のお届けは、１０個。ついでに自分のお弁当も作って、車で届けに行きます。
最初は、足の弱ったやぎさん。次は赤ちゃんが生まれたばかりのうさぎさん。その次は工事をしている仲間たち。
受け取る人のことを考えて作った思いやり溢れるお弁当は、誰もが喜びます。

ところで、あなパパさんが住む街にはうふふの木があって、季節になると可愛らしい花を咲かせます。
あなパパさんは、その木の根元でお弁当を広げました。
すると……。

のどかなお話が一変して、ファンタジーな展開になります。
このままでは終わらない、目を惹かれる絵本です。

あなパパさんのお弁当はその人を思って作ったお弁当。
それが本当に素敵で心が温かくなります。
それに、あなパパさんの手際の良いこと！
見習いたいぐらいです。
私も息子たちに愛情をこめて作っていますが、
あなパパさんのお弁当。
私のお弁当はどんなお弁当になるのかも気になります！！
他にシリーズもあるみたいなので、そちらも読んでみようと思ってます。

お弁当屋さんのあなパパさんは，とっても優しくてサービス精神も旺盛なお弁当屋さんなんです。
お客さんそれぞれに合ったお弁当を作ってくれて，そしてどれも美味しそう！！
「どれが食べたい？」などと読み手も盛り上がる絵本で楽しいです。
こんなお弁当作ってもらいたいな☆

おべんとうやさんの、あなパパさんは、とっても優しいあなぐまです。
お弁当の注文が入ると、その人に合わせたお弁当をつくってくれる
んです♪
愛情たっぷりつまったお弁当が、ほんとにおいしそう！！
しかも、みんな違うんです♪
ねっこねずみのためには、お弁当をつくりかえて、別のお料理を
つくってくれます。
こんなお弁当やさんがあったら、行ってみたいと思わせてくれる、
素敵な絵本でした。

今、年長の娘が年少の頃からずっと好きな絵本です。
届ける相手に応じて、内容を変えて作られる素敵なお弁当が、何回見ても飽きません。
どのお弁当が食べたい？と言いながら、いつも楽しく読んでいます。
地図もあって、どういう道順で配達したか、お店に買いに来ているお客さんの家はどこか等、大きくなってきてからは、そういう細かい所まで楽しめるようになりました。
特に後半の、1つのお弁当を大勢のご馳走に作り替える場面は、盛り上がりますよ。