単細胞生物の粘菌モジホコリ。
といわれてもなんのことやらですが、
核をもった単細胞生物なので、原生生物界だけど、
動物界や植物界にも似た性質をもち、
原生生物界からははみ出してしまう存在なのだそう。
この粘菌の実験がおもしろい。
理系の人でなくても楽しめます。
著者の中垣先生はこれらの実験でイグノーベル賞を2度も受賞しているそうで、私が言わなくとも、世界的に楽しい実験であることがお墨付きです。
粘菌は、脳味噌がないのに、なぜだか賢い。
好き嫌いの好みもある。
お酒キライ、バニラの香りキライ、たばこキライ、紫外線キライ、
マイナス極が好き。
オートミースが好き。
無農薬の有機栽培で全粒粉のものが好き。
なんだかだんだんかわいく思えてきます。
迷路が得意。
電車の路線図を作る。
バカっぽい人を「単細胞」と呼ぶことがあるけれど、
そう呼ぶのはどうかと思う。
息子は森に行って粘菌を見つけてきて、
同じ実験をしたいと言っています。
うまいこと見つかったら、来年の夏休みに挑戦です。