「ぼくら ちきゅうじん だいひょう！」 ママの声

舞台は小学校の遠足。学校から外にでるので、「小学校代表」としてしっかりとした行動を求められる子供たち。それが、いつしか「日本代表」「地球代表」というはなしになってきて・・・
関西弁のやり取りと、ハチャメチャな絵が楽しいです。
大阪出身のパパが小学校での読み聞かせで読みました。２年生のクラスの男の子も女の子も、みんな身を乗り出して聞いていて、大笑いしていました。
ホッとできて、ちょっぴりうれしくなるラストも良かったです。

４歳の息子と読みました。息子が好きなテイストの絵本です。
そしてなかなかうまい話。
確かに私も小さい頃、遠足など外にでるときは「●●小学校の代表として…」と
先生方によく言われましたが、
この絵本では「地球人代表として」ということに！！
この設定、とてもよい！
それだけで、子どもたちはワクワクしてしまい、
空想の世界も広がります。

また、奇妙な光沢感のある、ちょっと大げさなふざけた感じのイラストが
その世界観をますます大きくしてくれます。
とっても面白い！
息子はとても喜んでいました。
ふざけるのが好きな子どもは大好きなお話です。

待ちに待った初めての遠足。
遠足についてのお話の最後に先生が言った、「・・・かえで小学校の代表として、・・・日本の代表として、・・・地球人代表のつもりで行動してください」
先生も初めての１年生の遠足だから、気合を入れて注意をしたのでしょう。
でも、受け取る児童の方も力が入っちゃっています。
先生の最後の『地球人として…』が耳に強く残ったんでしょう。

もう気分は宇宙服を着た飛行士です。

ほんまに宇宙人に会ったらどうする？って考えすぎて歩いていたジュンくんショウくんユミちゃんには、目にするものすべて宇宙人なのでは？と見えてしまいます。
この勘違いの様子が愉快です。

最後は、「地球の未来は明るいのう」とお年寄りに褒めてもらえる行動ができました。

空にもらったななじゅうまるのご褒美が、きれいでした。

このお話は、遠足に行くときに先生が生徒に「地球人代表」の気持ちでしかっりやってくださいとみんなに教えている絵本でした。うちの子はこのお話の先生のお話を聞いて「僕も遠足行ったとき地球人代表やった〜！」って言いながら笑って見ていました。