グリム・イソップなど昔話の再話を作品にされているッバーナデッド・ワッツさんの作品です。
とにかくかかしが可愛いんです。
こんな愛らしいかかしさんは、絵本の中であまり見たことがありません。
子うさぎジャックが、家族とでかけたキャベツ畑。
晩秋なのでしょう、風が冷たそうで、日の暮れるのはい様子です。
このキャベツ畑に立っているかかしさんの優しそうな目。
後日ジャックは、友だちを誘い、子どもたちだけでキャベツ畑へむかいます。
子どもたちだけなので、日も暮れるのも忘れ、あたりは暗くなり、風が吹き荒れ、雪もちらちら舞い始め、家へは戻れない状況に、・・・・・・。
冬という季節に一人置き忘れられたかかしさんの孤独で寒々しい姿に、悲しげなものを感じました。
でも、このかかしさんがジャックたちを・・・・・・。
やはり、春がかかしさんにはお似合いですね。
新しい一年、かかしさんの仕事が始まるようです。