絵は1つ1つの画面がしっかりはっきり描かれていて見やすいですし、文字も他の絵本作品に比べ、太く大きく書かれていて読みやすいです。
文章も簡潔でよかったです。
ただ、この本は簡単な言葉と情景で描いてありますが、「哲学」的な内容なので、絵や文字の大きさだけで年齢層を特定して読んでしまうと、聞き手の子どもたちには何も伝わらないまま終わってしまうかもしれません。
読み聞かせの時は、よく下読みをして、年齢層(その年の学年職でも聞き手は変わりますので)に合わせたところで読んでほしいなぁと、思います。
ところで、この作品、最初は男の子とママ(あとはおじいさんの船長さん)だけ海に出ているシーンから始まるのですが、
家に帰るとパパが待ってるんです。
荒波の海に出るときにパパが「留守番」って、どういうことなのかな?
このお話に描かれていない部分の設定がどんなのか知りたいと思いました。