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つるちゃん」 ママの声

つるちゃん 著:金城 明美
出版社:高文研
税込価格:\1,760
発行日:1997年04月
ISBN:9784874981887
評価スコア 4.67
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  • 命どぅ宝

    図書館のオススメコーナーで見つけました。
    8歳の少女、つるちゃんが、戦争で実際に体験したことが絵本になっています。
    「命どぅ宝」とは、沖縄の方言で、「命こそ宝」という意味。
    心にしみます。
    こちらは、日本語と同時に、英語表記もあります。
    世界中の人々、一人でも多くの方が、この絵本読んで、戦争を知れると良いと思いました。

    投稿日:2020/06/03

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  • 「戦争」を知ることができる本

    • つまぴょんさん
    • 40代
    • ママ
    • 京都府
    • 女の子15歳、男の子13歳

    数年前、沖縄の慰霊祭の日の読み聞かせにこの本を選びました。

    美しい沖縄で家族と楽しく暮らしていた小学生のつるちゃん。
    そんな沖縄に「戦争」の足音が近づいてきた。
    それを感じたお父さんが庭に防空壕を作り、家族で隠れるが、
    ここも危険と感じ、普天間にむかうも、普天間では「ここはいっぱい」と追い出され、中城のお墓に隠れていると、外では爆弾の音。
    日本の兵隊のとこに逃げようと、南風原陸軍病院という壕に逃げるが、梅雨時の6月、「球部隊が来るから住民は出ろ」と追い出される。せめて兵隊さんの近くに新たな壕をと思い、壕を出た父ちゃんの上に爆弾が落ちた。つるちゃんの目の前で動かなくなった父ちゃんを、親戚のねーねーと埋めた。ねーねーは「埋めた場所をしっかり覚えなさい」といった。
    それからのつるちゃんは逃げた。残った家族や親せきと一緒に逃げた。
    一足先に逃げ込んだ母ちゃん、はるねーねー、弟のじん、妹のひでが家に入った途端家が爆発し、いなくなってしまった。残った親戚のおじさん、おばさん、親戚のねーねー、つるちゃんは豚小屋に逃げるもそこにも爆弾が。その際おじさんもおばさんもねーねーもけがをした。けがをした3人とつるちゃんは逃げた。途中顎にウジが湧いたおばさんを おじさんが小さな壕に入れ、隠した。残されたおばさんの「おいていかんで!」の声が怖かったつるちゃん。とうとう南の端っこまで来てしまった。そこでつるちゃんたちはアメリカーの「ほりょ」となり、トラックで北に連れていかれた。その際おじさんは別のトラックに乗せられた。つるちゃんは親戚のねーねーと二人きりになってしまった。親戚のねーねーモけがをしたところからウジが湧き、大切なことをつるちゃんに伝えて死んでいったつるちゃんはとうとう一人になってしまった。

    お国の為と言って住民からいろいろ奪っていった兵隊は、
    決して住民を守ってくれなかったこと、
    それが今の基地問題につながっていること、
    美しい沖縄にこんな悲惨な歴史があったこと、
    そういうことをこの日に知ってほしいと思って読みました。
    こちらが意図するところがどこまで伝わったかは分からないけど、
    「戦争は怖い」ということは感じてくれたようです。

    投稿日:2017/06/16

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  • 沖縄戦の現実

    太平洋戦争末期、
    地上戦が行われた沖縄の現実が描かれています。
    戦争というと
    原爆の話が筆頭になりがちですが
    民間人をたくさん巻き込んだという点では
    沖縄の戦禍も忘れることができない、大きな出来事だと思います。

    小学2年生のつるちゃんが主人公。
    地上戦の気配を感じ取り
    隠れ場所のお墓や壕を転々としながら南へ南へと逃げていくシーンは
    幼い語り口ながら緊迫感があります。
    逃げながら、一家はだんだんと人数が少なくなっていきます。
    最後はひとり生き残るつるちゃん・・・。

    ラストページに、沖縄の言葉で書かれた、平和を願う文があり
    心にしみます・・。

    投稿日:2016/09/06

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