「ゆきのしたのおともだち」 ママの声

動物たちが地下で土を掘りながらお友達の動物たちのおうちをたずねてまわります。
突然部屋の壁が壊れてお友達がやってくるという状況、本当に起こったらかなり驚いてしまいそうですよね。
地下にある動物たちのお部屋はそれぞれ個性があらわれていて見ていて面白かったです。雪が降って寒くて外に出れない冬でも、こうやってお友達と遊べるのはなかなか楽しくてよいものですね。

寒い冬の地面の下で
こんなに素敵なことがおきている。。。と
絵をかいたり演奏したりと土の中でとても豊かに暮らしています。

想像するだけでなんともわくわくしてしまいます。
くまさんをムリムリ起こす感じも
何とも強引でたのしいです。

雪景色の中、地中の家で退屈していたウサギのところへひょっこり現れたモグラ。
ということで、一緒に穴掘りをして、お友だちに会いに行くのですね。
なんとも強引な展開ですが、途中に、冬眠中の生き物たちの姿も描かれており、
さながら科学絵本の側面もあります。
キツネ、イノシシも加わって、クマの所へ。
なんともマイペースな面々の行動でも、穏やかなラストに着地はお見事です。
それぞれの家の調度やグッズが、意外と見どころ満載で楽しめます。
幼稚園児くらいから、じっくりと楽しんでほしいです。

７歳小学校１年生の我が家の娘が一人読みしました。
雪の降り積もった寒い森。
動物達は何をしているのかな？
冬にぴったりの夢のある楽しい絵本です！
土の中をモチーフにした内容とイラストが魅力的で楽しかったようでした。

モグラと共に穴をほって、おともだちに会いに行きます！
冬眠中のくまを起こすのは「いい迷惑では…」とちょっと思ってしまいましたが、最終的にはくまも満足しているようですし、まあいいのかな。
なかなかくまにとっては、おともだちとの冬は体験できないでしょうし、たまにはね。
勝手にタイトルだけで、ゆきのしたの生物を探す感じの絵本かと思っていましたが、お話絵本でした。でもよかったです。