耳の聞こえにくい子供たちが通っている学校にゴんタという男の子が転校してきます。
ゴンタは、この学校のこどもたちの中では一番耳が聞こえるようです。
でも、なかなかみんなとうちとけることが出来ないみたいでいつもムスッとした顔をしています。
ある日、みんなと一緒に町へ買い物に出かけるのですが、子供たちへの町の人々の対応にはらが立つのです。
手話を使って話すのをジロジロみたり、自転車の呼び鈴が聞こえないのにぶつかったり、そして、店の人が知らん顔したりと…。
でも、子供たちは何事もなかったようにいつもの出来事としてとらえているようで誰も何も言いません。
どうして、我慢しないといけないのでしょうか?
周りが気付かないとこの子たちはそのまま暮らしていくのでしょうか?
ゴンタが言ったように「みんな聞える耳を持ってるのにちゃんと聞こうとしない…。みんな心がない…。」
正直、心にグサリときました。 子供に対してもそうでした。
学校から帰ってくると「聞いて!聞いて!」ときますがいそがしかったりするといつも後回し。 最後には聞きそびれたりして…。
反省の本でもありました。
もっともっと子供の心の声をきいてあげようと思います。
大人にも読んでほしいです。