小学校の中高学年の子たちに勧めたくて読んでみました。
どちらかというと、女の子向けの本です。主人公のあいりのアパートの隣の部屋に、ミャンマー出身の女の子、ナーミンの家族が引っ越してきます。ナーミンは実は難民で、ミャンマーの国が危険な状態にあるため、日本に来ることになったのですが、その説明がとてもわかりやすかったです。
この本は、中学年だけでなく、本が苦手な高学年の子も読める内容だと思います。難民について、意外と大人も子供も知らないと思うので、親子で読んでも興味深いと思います。
日本にも国際結婚をしている家庭の子供が学年に一人はいる時代。
日本ではまだまだ難民は少ないですが、子ども達にはいろいろな国の子を、当たり前のように受け入れてほしいと思っています。明るい内容の本の中に、とても大切なことが書かれてあるので、学年を問わずに読んでもらいたいなと思いました。