「はらぺこゆうれい」 ママの声

死んでいるのにお腹がすくなんて…幽霊も大変ですね。。2歳娘向けにせなさんの絵本を選んでみたのですが、ちょっと面白さがよく分からなかったようでした。うさこちゃんとは好きなんですが、ゆうれいシリーズは小さい子には分かりにくいのかな？

鬼の泣き顔のような絵がとても印象的な表紙ですが、題名ははらぺこゆうれい。
どういうことだろうと思ったら、鬼から伸びる白い線がなんと裏表紙につながっていて、ゆうれいでした！
ゆうれいにも、いろいろいるもので、太ったゆうれい。はらぺこでやせたゆうれいがいるとは、おもしろい！
せなけいこさんのお話は、まったく予想できない展開に、毎度びっくり＆楽しませてもらっています！
想像力の豊かさに感心します。

読み終わった感想は、

どんなオチだよ・・・。

ってなりました。

でもせなけいこさんの作品は

割とどんなオチだよって感じが

多いので違和感ないですけどね。

この本のもとのお話は

中国の「幽明録」という本だそうです。

ただ最初の半分くらいで残りは

せなけいこさんが考えたお話

だそうです。

せなけいこさんのおばけえほんは

たくさんありますが、この絵本は

全然怖くありませんでした。

７歳の娘と読みました。

親子ともに年齢的にせなけいこさんの絵本は卒業か？！と
迷ったものの、名作に年齢は関係ない！
夏だし、おばけだし、せなけいこさんだし！

ということで、夜寝る前の一冊として娘と読ませていただきました。

せなさんの絵本のおばけのよいところは、
とっても愛すべきキャラであること。

せなさんご自身がおばけを怖がらせるキャラとして描いていないらしく、
こんなおばけなら、我が家でも大歓迎です！

なんだかちょっと間の抜けたところのあるおばけ、
そんなつもりじゃなかったのにとってもただ働きさせられて、
本当に憎めない！

そして最後はやっぱりせなさんらしい終わり方に、
娘と一緒に読めてよかったな〜と思いました！

全ての親子にオススメしたいとっても素敵な一冊です！

低年齢向けのおばけ絵本を探していて、このシリーズがあることを思い出しました。
改めてよく読んでみると、せなけいこさんの後書きに、この絵本は中国の昔話「幽明録」を元に描いたのだと書かれていました。
幽霊がお腹を空かせて倒れるなんて、面白い発想です。
そして、元のはなしの終わり方がどうなっているのか調べませんでしたが、この絵本のオチは面白いし、
最後に「ほうき星」になるなんて素敵な終わり方だな〜と、思いました。
“３さいから”の絵本となっていますが、シリーズの中でもこの作品は３歳には難しいかもしれません。５，６歳くらいからがいいかな〜と、思いました。