「ぼくのともだちカニやまさん」 ママの声

なんだかよく分からないタイトルだし、カニみたいな人…何者？と思いながら読み始めました。カニみたいな人、カニやまさんがどっから来たのか？また、人…ではないなになのか？は触れられてないのですが、「友達」の定義を一つ教えてくれる作品でした。

とっても不思議でシュールな絵本。
カニみたいな風貌のカニヤマさん。
misoshiru（みそしる）とロゴが入ったTシャツをきたみそお。

カニヤマさんが、友達になってください。と突然みそおの前に現れ、それからカニヤマさんが不思議な魔法みたいなものを次々に使います。
それがまたなんともシュール。

ものすごくツボにはまったわけではないんですが、とにかく不思議で捉えどころのないお話でした。

ニシワキタダシさんね！覚えておくわ！最高に面白かった！どこが面白かったって…もう、全部よ！全部！嘘だと思うなら読んでみて！カニやまさんの、ちょっとピントがずれた感じの少年の欲求を満たす魔法に、白いモコモコに、全てに星５つ！いい本に巡り合えました！

読みだしたとき、「ん？おぉ…？」ってなりました。
動物が登場人物っていうのはよくあるけれど、そういう感じじゃない不思議な感じ。絵も言葉もちょっと変わってて、独特の世界観なんです。
でも、困っているときに助け合うのが友達。というのはすごく伝わってきました。

一回読むだけでは、作者が伝えたいとするメッセージが読み取るのが難しかったです。

独特の世界観で、独特のイラスト、独特のお話展開。
数ある絵本の中でもなかなか個性が強い作品で印象に残りました。

でも、カニやまさん、憎めないいいひとです。
ちょっと握手するのは痛いけど・・友達思いの優しい人です。

なんだか、もう一度読みたくなるそんな不思議な絵本でした。