神沢さんといえば、私の中では「ちびっこカムのぼうけん」の作者。というイメージなので、その神沢さんの描くくじらたちの子育ての様子はなかなか見応えがありました。
映画やテレビで見るくじらたちの生息地って、結局どの辺りなのかなぁ〜と、そんな基本的なことも知らなかったので、この本を読んだら急に気になって、調べてみました。
生息地って、意外と広いって、言うかもう、ほとんど世界中の海が生息地でした。
日本でできる『ホール・ウォッチング』も、北は北海道から南は小笠原諸島まで、意外と見られる場所はあるんですね。くじらは広くてきれいな海にしかいないような気がしていましたが、よく考えたら日本人はくじら好きで、捕鯨船は昔からあったんですものね〜。
などということまで考えを巡らせて、楽しみながら読みました。
挿し絵はあべ弘士さんなので動物たちの自然な表情や動きがとても生き生きと感じられました。
特に泳ぎがうまくなったね〜と、褒めていいる母くじらのアップの表情が好きです。
生命の誕生や、動物の子育てなどをテーマにした読み聞かせなどにもお薦めです。
小学校低学年くらいから中学年くらいのお子さんたちにいかがでしょうか?