たしろさんの描く主人公の女の子が可愛かったです。
ストーリー的にはなんてことない幼い子の、ちいさな一日を切り取ったものですが、ズームアップされたダンゴムシたち(中にはワラジムシもいましたが)の世界が面白かったです。
作品中ではあえて詳しく説明しないで、本の最後の作者紹介とかの欄で「ワラジムシ」の簡単な解説が入っていましたが、
実はこの絵本の大きなテーマは、「ダンゴムシ」と「ワラジムシ」の違いを一番見せたかったのかなと、思いました。
ダンゴムシの赤ちゃんが白いってことも描かれています。(もしやこれは科学絵本?)
手のひらの上にこんな風にだんごむしの腹から白い小さい何かが出てきたら、わたしだったら{キャー」とか言って、手を振っちゃいそうです。
字も絵もはっきりしていて見やすいです。4歳くらいから6歳くらいのお子さんたちにいかがでしょうか。