「ころべばいいのに」は小学生高学年向け。
もしくは、どうしても嫌いな人がいて、その人の対処法に悩んでいる大人に。
この「嫌」の感情について向き合い、「嫌」の感情の対処法を自分なりに考える絵本です。
まだこの子嫌い!という感情を持っていない息子にはちょっとまだ早そうでしたが、ところどころハマる部分があったようです。
主人公は小学生の女の子。
わたしには嫌いな人が何人かいる。
自分のされて嫌なことをしてくる人。
みんな、いしにつまずいてこれべばいいのに。
わかるわかる、その気持ちわかる!
そして、女の子は嫌な人をやっつける方法を考え始めます。
でも、そのうち「嫌な感情」について考えはじめます。
嫌な感情はたとえば突然のどしゃぶりかな?
それなら避難場所があればいいかな?
逆にびしょびしょになっちゃう?
など嫌な気持ちを「雨」に例えて考えてみます。
発想が広がっていくと、肩の荷が降りていきますね。
いいぞーいいぞー
そんな調子で嫌な感情について向き合い考えて、自分のなりの考えにたどり着く女の子なのです。
息子と私のお気に入りのポイントは、嫌な気持ちが具現化されていて、女の子にしがみついたり、吹き飛ばされたり、してるところ。
嫌な感情ってもしかしてからだの外側についているものなのかな?という発想から生まれた嫌な気持ちのお人形?が登場します。
みんなにも色々ついているシーンがあって、「この人ここに嫌なきもちついてる!」「いっぱいついてる!」「この人、重そう!笑」と観察していました。
人それぞれの嫌な感情を楽しんでみていた息子なのでした。
そして、やっぱり私は
アイツを嫌うパワーを使っておもしろいことをたくさん考えるんだ!
という言葉が好きかな。
人を嫌ってイライラしている時間ってもったいないから女の子のように素敵な発想で自分の気持ちと向き合っていきたいです!