卒園と入学。ゆうき君の期待と不安の入り混じった気持ちが手に取るように分かりました。
そんなゆうき君を励まそうと、思い出のものたちが「おめでとうかいぎ」を開いてくれます。
生まれてから今までお世話になった沢山のものたちだけど、「おぼえてないよ〜」と言うゆうき君。
親からするとついこの間のことなのですが、当の本人には記憶が無いのですよね・・
そんなものたちと「さようならは嫌だ」と言うゆうき君に、「ゆうき君が大きくなったからさようならが出来る。さようならが嬉しい。ありがとうのさようなら」と教えてくれます。
一つ一つ成長していくたびに、きっとこの「ありがとうのさようなら」が続いていくのでしょう。
そしてその後には沢山の「はじめまして」のものたちとの出会いが待っています。
新入学を迎える子どもさんは勿論、お父さんお母さんにもおすすめしたい絵本です。
最後、通園バッグの「会議の後も末永く応援していきましょう、そっとね」のメッセージにもホロリとさせられました。